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第6回日本うつ病学会総会を2009年7月31日(金)・8月1日(土)、品川プリンスホテルアネックスタワープリンスホールにて開催します。今回の総会のメインテーマは2つです。その一つは“軽症うつ病”です。第5回学会総会では神庭会長の発案でうつ病の多様性が取り上げられました。今回はうつ病の中で圧倒的に多いことが指摘されている軽症うつ病に注目してみようと考えています。WHOの研究でも軽症うつ病が正確に診断されていないこと、適切で十分な治療を受けていないことが指摘されています。もう一つのテーマは“社会復帰”です。うつ病患者は正しく診断され適切な治療を受けることで80%以上の方が、病前の機能に近い状態に回復するといわれています。しかし、回復したうつ病患者の半分ぐらいが社会復帰に苦労している現状があります。
第5回総会には1,300名を超える参加者がありました。医師以外に、職場や学校、地域の保健担当者、心理学関係者、研究機関の研究者、看護師、保健師、健康関連企業担当者など、非常に多彩な領域の方々が結集されています。このことは、うつ病が個人の病気という枠を超えて、家族、学校、企業、地域、社会の大きな問題となっていることがベースにあると思います。参加者の連携をよりいっそう図るとともに、広く国民のQOLの向上に貢献しようという日本うつ病学会のねらいを考え、以下のようなプログラムを計画しています。
まず、広瀬徹也先生に「うつ病類型の時代的変遷」、中根允文先生に「うつ病の疫学的調査研究(案)」、上田泰己先生に「私の時間と社会の時間:体内時計と体内カレンダー(仮)」、会長講演は「軽症うつ病」を予定しています。また、招待講演に「DSM-IVにおけるうつ病の診断」(Allen Frances)、シンポジウムでは、「社会格差とうつ病」(川上、村上、中尾)、「うつ病の患者と家族への接し方〜うつを知る・伝える・語り合う〜(案)」(コメディカル委員会)、「過労自殺:法律家と精神科医の対話」(高橋)など、ワークショップとしては、「うつ病デイケアにおける認知行動療法(CBT)の実践−集団CBT技法とグループワークの進め方−」(仲本)、「復帰プログラム(案)」(前久保)、「うつ病の薬物療法に関する標準的治療」(仙波)などが企画されています。その他、診療教育委員会から「第3回うつ病診療講習会」、双極性障害委員会から「双極性障害への心理・社会的対応」(シンポジウム)などが開催されます。さらに、8月1日(土)の夕方には「市民公開講座」を開催し、一般市民への情報発信も準備しております。
初日の夕方には参加者の相互交流のための懇親会を開催します。
第6回総会(東京)の後は、第7回が金沢、第8回は大阪が開催地として予定されています。
うつ病診療の発展のため多くの方々の参加を期待しております。 |
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第6回日本うつ病学会総会
会 長 久保木 富房
東京大学 心療内科 名誉教授
早稲田大学 先端科学 健康医療融合 研究機構 客員教授
医療法人 秀峰会 楽山病院 名誉院長 |
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