初心者のためのミニレクチャー

日時 7月22日(土)9:00~9:50
7月23日(日)8:30~9:20
会場 第9会場(206会議室)
テーマ 「血球形態検査編・凝固検査/血小板検査編」
座長 高橋 伸彦[北海道医療大学歯学部内科学分野]
講師 三浦 玲子[札幌北楡病院診療情報管理室]
幸村 近[市立旭川病院中央検査科・循環器内科]

(2日間に渡って同様のレクチャーを行います)

「血球形態が読めるようになりたい」「凝固検査や血小板検査結果を説明できる様になりたい」という望みをお持ちの先生は決して少なくないと思います。これから血液検査学に入っていこうとしている若手の先生や、専門分野以外はすっかり疎くなり慌てて知識を広げようとしているベテランの先生などは、必ずいらっしゃるはずです。今回の学術集会では,その様な先生方を対象に、基礎の基礎から学び、次のステップの基になるようなセッションを企画してみました。本レクチャーの目的は、多くの臨床検査技師・医師の先生方に血球形態検査や凝固検査/血小板検査への興味を持って頂くことです。思い切って、このミニレクチャーの会場を覗いてみて下さい。明日から検査血液の世界感が変わりますよ。

形態検査のミニレクチャー

講師:三浦 玲子[札幌北楡病院診療情報管理室]

形態検査は、言葉による細胞定義を理解し、目の前の細胞に基準を当て嵌めて分類してゆく検査です。言葉による定義があっても目視は主観が入りやすく、本当にこれで良いのかと自信も持ちづらいため敬遠される傾向にあります。でも、形態検査の最終判断は目視検査です。誰もが最初から熟練者では有りません。まず、先人から教えてもらった知識や経験を、自分の中に取り入れて現場で学び、時に各種の勉強会やサーベイなどで研鑽していき、そうした上で自分の中に見る基準を根付かせてゆきます。今回は初心者のために上級者への階段を、努力目標提示で昇りやすくしたいと企画しています。

凝固系検査・血小板検査

講師:幸村 近[市立旭川病院中央検査科・循環器内科]

出血性疾患や血栓症の診断・治療に血液凝固や血小板の検査は必須である。たとえば演者が臨床医として専門にしている循環器内科の領域では、心筋梗塞や心房細動の血栓対策に抗凝固薬や抗血小板薬を多用して、いわば“出血傾向を作り出している”ので、検査結果を正しく理解して適切にモニタする必要がある。しかし凝固系の複雑な反応形式からどうしても「難解」というイメージが付きまとう。本ミニレクチャーでは、もっとも基礎的なPT,APTT,D dimer,血小板関連検査などの判定の仕方、臨床現場での使い方について初心者を対象にシンプルに説明したい。