JSCVID 29th, The 29th Japanese Society of Cardiovascular Imaging & Dynamics

会長挨拶

第29回日本心血管画像動態学会開催にあたって

第29回日本心血管画像動態学会

会 長 上野 高史

久留米大学病院 循環器病センター

第29回日本心血管画像動態学会会長を仰せつかり,ご挨拶申し上げます.伝統ある本学術集会のお世話をすることとなり,大変光栄であるとともに身の引き締まる思いであります.2014年に北九州で開催されて以来5年ぶりに九州の地で開催することとなりました.会期は2019年1月25日(金)26日(土)の2日間,福岡県久留米市久留米シティプラザにて開催いたします.

21世紀に入り日本心血管内イメージング研究会と日本冠内圧研究会が融合し本学会は発足し,冠動脈にとどまらず循環器領域のイメージングに携わっている放射線科の先生と循環器医の融合により更に発展していることを踏まえ,本会のテーマは“融合力”と致しました.

科学の進歩に伴い,画像診断では侵襲的な領域に限定されていたものの多くは非侵襲的な検査でカバーできるようになりました.ドプラーカテーテルに代表されていた冠血流評価はFFR,iFRへと形を変えることによって臨床的に重要なエビデンスをもたらしています.画像診断においても血行力学的評価が行われるようになろうとしている状況があります.外科と内科という領域がハートチームという概念へと発展し,外科治療が第一選択であった領域が低侵襲のカテーテル治療にて行われるようにもなってきました.

一方で,医療には診断治療学の適正のみならず医療経済的な適性も問われる時代になってきております.その背景には循環器領域の治療がかなり成熟してきたことによって,治療の質とその結果がリンクしているかが問われている時代になったのではないかと考えられます.このような我々を取り巻く状況を考えると,本学会の役割を予見された先輩方の慧眼には驚くばかりであります.

本学術集会において,日常診療における普遍的な事象を科学的に討論していただき,我が国の医療の発展に少しでも役立てる時間を過ごしていただければと考えております.皆様のご参加を心よりお待ちしております.