座長賞のお知らせ

最優秀座長賞

一般講演5
FLACSにおけるレーザー主創口の形状の違いが角膜形状に及ぼす影響の検討

大平 亮
東京慈恵会医科大学附属病院
抄録本文
  • 【目的】Femtosecond laser-assisted cataract surgery(FLACS)において、femtosecond laser(FSL)で作成した主創口の形状の違いによる角膜への影響を検討する。
  • 【方法】白内障に対しCATALYS(JJV)を用いて幅2.4mmの耳側角膜切開でFLACSを施行した。
    Posterior Side Cut Angleは全例で150°とした。Anterior Side Cut Angleを70°で切開長を1.4mmとした24例28眼(1.4mm-70°群)と1.2mmとした22例29眼(1.2mm-70°群)および、Anterior Side Cut Angle 110°で切開長1.1mmとした12例17眼(1.1mm-110°群)の3群の、術後3か月における惹起乱視と角膜中心から耳側3.5mm,2.5mm,1.5mm測定点の術前値と比較した屈折力の差を検討した。
  • 【結果】惹起乱視は、1.4mm-70°群0.43D,1.2mm-70°群で0.36D,1.1mm-110°群で0.44Dであり3群間に有意差はなかった(Kruskal-Wallisの順位検定 p=0.32)。術前値と比較した屈折力の差は、1.4mm-70°群で-0.44D,-0.33D,-0.03Dで、1.2mm-70°群では-0.37D,+0.02D,+0.01Dであり、1.1mm-110°群では-0.41D,-0.11D,+0.06Dであった(それぞれ耳側3.5mm,2.5mm,1.5mm)。耳側3.5mmおよび1.5mmでは3群間で有意差はなかったが、耳側2.5mmでは1.4 mm-70°群で術前値と比較し顕著に屈折力が減弱していた(p<0.01)。
  • 【結論】FSLで作成した主創口の惹起乱視は、創口の形状に関わらず同等であった。切開長が長くなると切開近傍での屈折力の変化は広範囲に及ぶ可能性が示唆された。

一般講演6
術中ガイドシステムを用いたトーリック眼内レンズ軸合わせの評価

木下 雄人
宮田眼科病院
抄録本文
  • 【目的】術中ガイドシステムを用いたトーリック眼内レンズ(IOL)の軸合わせの効果を後向きに検討した。
  • 【対象と方法】対象は、2011年11月から2018年10月までに、トーリックIOL SN6AT3-6(Alcon)を挿入し、術中ガイドシステムVerion(Alcon)、あるいは、Axis registration(AR)法を用いて軸合わせを行った正視狙い症例143例168眼。使用したトーリックカリキュレータは、前者ではHolladay、Barrett法が混在し、後者はFixed rateのみであった。術後1か月時の自覚円柱度数と裸眼視力を比較した。
  • 【結果】T3-6の挿入眼数は、順に9, 42, 68, 49眼であり、49眼にVerion、119眼にAR法が用いられた。術前角膜乱視度数は2方法間に差はなかった(P>0.25, Mann-Whitney)。術後の平均自覚円柱度数は、Verion使用では0.50-0.86 Dと、AR法使用時(0.33-0.77 D)に比べて、全モデルにおいて差はなく(P>0.31)、術後裸眼視力にも差は認められなかった(P>0.13)。
  • 【結論】煩雑な手順を要しない、術中ガイドシステムを用いたトーリックIOLの軸合わせは、AR法と同等の乱視矯正効果が得られ、有用であると考えられた。

一般講演8
白内障術後の眼内レンズ表面沈着物

浅野 宏規
なめがた地域医療センター
抄録本文
  • 【目的】白内障術後に眼内レンズ(IOL)表面沈着物と前房内炎症遷延が多数例に見られたので報告する。
  • 【対象と方法】2018年5~10月になめがた地域医療センターで水晶体超音波乳化吸引術および眼内レンズ挿入術の単独手術を施行した156例237眼のうち、細隙灯顕微鏡下で術後にIOL表面沈着物が観察された症例を、診療録を用いてレトロスペクティブに検討した。散瞳下もしくは無散瞳下で、厚みのあるIOL表面の沈着物が5ヶ所以上あった症例を沈着物ありと定義した。
  • 【結果】IOL表面沈着物は9例16眼(6.7%)に観察され、そのうち3例5眼では20ヶ所以上に観察された。2例2眼に2段階以上の視力低下があり、2例3眼では霧視を自覚した。沈着物数のピークは、41~6週間後(1例は12週後)であり、多くの症例でほぼ並行して前房中細胞の軽度増加が見られた。沈着物が多数の場合はステロイド点眼やNSAID点眼を使用継続または再開したところ、殆どの症例で62~12週後に軽快した。3例6眼は糖尿病であった。13眼の手術日は2ヶ月間に集中していたが、手術前滅菌、手術手技、術直後の点眼などに変更はなく、明らかな原因は特定できなかった。
  • 【結論】沈着物は抗菌薬の使用なしに軽快し、多くの症例で両眼性に見られたことから、個体の免疫反応も含めて、複合的な要因が関与している可能性が考えられた。

座長賞

一般講演1
LASIK前の検査値は白内障術後の屈折誤差を減少させるか

常廣 俊太郎
山王病院アイセンター

一般講演2
レンティスコンフォートとテクニスシンフォニーの臨床成績比較(予備的調査)

三好 政輝
ツカザキ病院

一般講演3
術中眼内レンズ脱臼発生率の検討

永田 万由美
獨協医大

一般講演4
ガスタンポナーデ後に生じた親水性分節状屈折型多焦点眼内レンズLentis Mplus®のレンズ混濁

秦 誠一郎
スカイビル眼科

一般講演7
白内障眼の屈折値と全距離視力

三田 哲大
金沢医科大学 眼科学講座

一般講演9
NX70CHの強膜固定における30G針の新しい使い方

吉田 則彦
岐阜赤十字病院

学術展示1
EDOFのMicro-monovisionと2種類の二焦点眼内レンズを用いたMixed EDOFの視機能比較

渋谷 恵理
金沢医科大学 眼科学講座

学術展示2
亜脱臼眼内レンズを再使用しダブルニードル法を行う強膜内固定術の検討

三根 正
医療法人 三根眼科医院

ケースレポート1
白内障手術時におけるIOLインジェクターよる隅角の観察

森 茂
森眼科内科医院

ケースレポート2
白内障手術時の医原性デスメ膜剥離に対して前房内空気注入とstab incisionの追加が有効であった1例

戸塚 清人
さいたま赤十字病院

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