第62回日本小児神経学会学術集会[The 62nd Annual Meeting of the Japanese Society of Child Neurology]

日程表

プログラム

会長講演

理を知り病を癒す:小児神経学の未来へ向けて

福山幸夫記念講演

Leukodystrophies: the road from first disease definition to insight into therapy options

招待講演1

Size matters: the genetic basis of human megalencephaly and associated malformations of cortical development

招待講演2

The Impact of New Therapies in Spinal Muscular Atrophy

招待講演3

Movement Disorders in Children - ATP1A3-related disorders and differential diagnoses

特別講演1

神経変性疾患の病態解明から治療の試み

特別講演2

小児神経疾患の病理学:症例に学ぶ病態

特別講演3

サイボーグ型ロボットHALの小児神経筋疾患に対する臨床―複合療法をめざして―

教育講演1

小児神経疾患の遺伝学的原因検索から病態解明へ

教育講演2

アフリカにおける障がい者支援

教育講演3

新規てんかん発作分類・てんかん分類について

教育講演4

学会発表の仕方、論文の書き方、研究費獲得のコツ

教育講演5

てんかんの外科治療

教育講演6

神経筋疾患の核酸医薬品による治療

教育講演7

脳波所見のとり方

教育講演8

生体脳でのゲノム編集技術の開発と脳病態の理解への応用

教育講演9

神経学的診察所見のとり方

教育講演10

てんかんと自閉症の本態を探る

シンポジウム1

急性脳症;病態・診断・治療の進歩

企画・趣旨のねらい

本シンポジウムでは、早期診断・治療法にいまだ決定打のない「けいれん重積型(二相性)急性脳症(AESD)」に焦点を当てたいと思います。AESDに関する最新情報をoverview(軽症興奮毒性型脳症 [MEEX]、早期診断スコア [Tada/Yokochi]、新規治療候補薬など)し、次いで新たなMRI 撮像法ASLを紹介いただきます。ASLはBright tree appearance出現前の早期診断に有効性の期待される画期的な撮像法であり、AESD診断のbreakthroughとなりえます。

地区ごとにいくつかの急性脳症多施設研究・レジストリーが進行中であり、そのなかから多くの知見が見出されてきました。mPSLパルス療法・脳低温療法の有用性など未解明のCQに対してどこまで答えうるのか、関東・東海・神戸地区での経過と成果を発表いただき、今後の展望を探りたいと思います。

シンポジウム2

新規抗てんかん薬の特徴と使い分け

企画・趣旨のねらい

1944年にphenobarbitalが発売され,その後50年でようやく15剤となった抗てんかん薬が,2000年以降では既に12剤が承認され,現在,我々は26の抗てんかん薬の処方が可能となった.難治例に新たな選択肢が加わり喜ばしい反面,多彩な薬剤をどのような選択順位にするべきか混乱したり,個々の薬剤の薬効が適切に発揮できていない場合や,PMDAから用法用量遵守の注意喚起が最近行われた様に不適切な使用例も稀ではないかもしれない.そこで,本シンポジウムでは2000年以降に発売された薬剤において,①汎用性高く臨床知見が蓄積されている3剤,②発売後5年未満で本邦における臨床知見の蓄積が充分とは言えない 単剤適応を有する3剤,そして③難治てんかんに多剤併用として承認されている2剤について,その有効性,副作用を再評価し,各薬剤の特徴とそれに応じた至適な使用対象の推奨等について5名の演者に概説頂き,新規抗てんかん薬を総括したい.

シンポジウム3

重症心身障害児者の長期的なQOLを考える

企画・趣旨のねらい

近年、医療的ケアの進歩によって、超重症児者でも長期延命が見込まれる。それに応じて、長期的なQOLを念頭に置く全人的なマネージメントが求められている。このシンポジウムでは、長期的に良好な姿勢保持、疼痛や介護負担の軽減を維持するための痙縮コントロール、気管切開をできるだけ回避しつつ、呼吸苦や急性呼吸不全増悪を最小限にするための長期的呼吸ケア・マネージメント、経管栄養管理下での食事の楽しみと望ましいBMIの検討、視力入力装置を活用した意思伝達支援、「誤嚥の危険があっても、どの程度味見ができるか?」「NPPVマスクや下咽頭チューブの不快と呼吸改善の兼ね合い」などの日常的な医療選択を含め、長期的QOLに影響する支援理念とACPなどについて、特に不可欠な項目として議論したい。

シンポジウム4

小児神経疾患の出生前診断up-to-date

企画・趣旨のねらい

小児神経科医が診療対象とする疾患には重篤な疾患が含まれる。また、それらの疾患はしばしば遺伝性疾患である。そのため、患者家族から出生前診断について質問される場合がある。また、昨今、母体血を用いて染色体異数性をスクリーニングする検査が普及してきている。もちろん出生前診断においては妊婦を介して胎児試料を採取するため、産科において行われることになるが、小児神経科医が診療の対象とする疾患群であり、本学会との関わりは無視できない。出生前診断には、倫理、あるいは法律の上においても課題があることに留意しておく必要があるため、本シンポジウムにおいては、小児神経科医は出生前診断に対してどのような対応をとるべきか、議論を深めたい。

シンポジウム5

小児期のてんかん外科施行例の実際:小児神経科医が貢献できること

企画・趣旨のねらい

小児てんかん治療には目覚ましい進歩がみられる。新規抗てんかん薬の開発に加えて乳幼児期発症の薬剤抵抗性てんかんの一群への外科手術もその一つである。FCDなどの局所病変摘除術後には発作予後だけでなく発達予後についても関心が寄せられている。このように小児てんかん、とくに難治性のてんかん発作に対して小児神経科医が診療等に貢献できることは術前から術後まで幅広く、多彩にあるものと考えられる。本シンポジウムでは、小児期にてんかん外科手術を選択するべき症例をどのように見出すのか、から始まって、手術の内容、その後のフォローの考え方も含めて理論的かつ体系的に学ぶ機会を持つために企画された。講師はいずれも最先端で活躍中の臨床家・研究者で、発作症状や焦点決定法、術前後の脳機能評価や外科治療に関する知識の整理や新しい発見のために充実した学びの時間となること請け合いと考えている。どうぞ、会場にお集まり下さい。

シンポジウム6

筋疾患研究の最前線

企画・趣旨のねらい

筋ジストロフィーを中心とした筋疾患の医療ならびに研究は大きな発展をとげており、新規診断法、ならびに新規治療法の開発が進んでいる。今回は各領域の第一線の研究者、医師に登壇いただき、最新の知見について解説いただく。

シンポジウム7

発達障害に対する薬物療法の最新トピック

企画・趣旨のねらい

現在、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動性障害(ADHD)などの発達障害に対して、様々な薬物が使用可能となっている。同時に、有望な新規薬物に関する臨床治験もいくつか進められている。一方、ADHDでの中枢神経刺激薬(methylphenidate、risdexamphetamine mesylate)処方に関して、2019年末に患者登録制度が導入され、流通管理が強化されつつある。本シンポジウムでは、発達障害に対する薬物療法が円滑に進められるようになることを目的に、中枢神経刺激薬の流通管理、ASDでのoxytocin療法、さらには従来から一部で試みられている少量levodopa療法、発達障害に合併しやすい起立性調節障害への対応の4つのトピックを取り上げ、エキスパートによる概説を行う。本シンポジウムで得られた知識が日々の臨床に役立つことを期待する。

シンポジウム8

てんかんにおける遺伝子解析の現状と今後;研究から保険診療への課題

企画・趣旨のねらい

てんかんの遺伝子研究が進み,特に小児のてんかん性脳症では多数の原因遺伝子が見つかりその病態解明が進んでいる.遺伝子変異の意義が確立し,研究意義が低下した場合,研究機関への依頼が困難になることがあり,診断上の意義が確立した疾患の遺伝子検査は保険診療としての収載が望まれる.しかし,てんかんにおいて保険収載されている遺伝子検査はPCDH19のみであり、筋疾患,代謝性疾患等に比し少ない.てんかん遺伝子研究の進捗と検査機関における遺伝子検査の現状を学び,その上で遺伝子変異の意義が確立した疾患で,研究に依存せず,保険診療として遺伝子解析が実施できるようにするためには何が必要なのか,そもそも患者・家族として遺伝子診断を望んでいるのか,もし望んでいる場合,高額な自費診療でも遺伝子検査を受けたいのか等、様々な立場と観点から検討し今後の遺伝子研究のあり方,保険診療としての検査への発展性を探りたい.

シンポジウム9

顕在化しにくい発達障害の早期発見と支援

企画・趣旨のねらい

吃音、チック症、不器用などの顕在化しにくい発達障害は各々単独、あるいはASDやADHDと併存し発症するが、その特性を幼児期において精確に抽出する評価手法は明確でなかった。私たちはこれらの発達障害の特性を明らかにし、スクリーニングするアセスメント手法を確立する事、そして現場での導入を考えた評価シートを作成し、その妥当性、信頼性を検討する研究を行った。その結果、アセスメントツール(CLASP)を作成しえた。さらに、活用マニュアルを完成し、保育士、幼稚園・こども園の教諭そして巡回指導に関わる支援者への周知・普及を図っている。本シンポジウムではまずCLASP作成経緯を述べて、調査研究班の各メンバーから吃音、チック症、発達性協調運動症、読み書き障害の概要を順次説明いただく。そして就学前の子どもたちで注目するべきサインを紹介いただき、聴衆の皆様の明日からの診療に役立てていただく事をねらっている。

シンポジウム10

疾患の軌跡を意識する~重篤な神経疾患を抱えるこどもの意思決定支援~

企画・趣旨のねらい

重篤な神経疾患を抱えるこどもは、病状が不安定で変化しやすいため、治療の選択やケアの目標を考えるにあたり難しさを感じることが多い。治癒が望めないこども・家族との話し合いにおいては、疾患の軌跡(illness trajectory)を踏まえ考えることで、今この子がどこにいるかを医療従事者同士やこども・家族と共有することができ、こどもにとって最善の方法は何か、今大切にすることは何かを考える際のヒントになることがある。本シンポジウムでは、事例を通じて重篤な神経疾患を抱えるこどもの意思決定支援について特に疾患の軌跡を意識しながら小児緩和ケアの視点を踏まえて考える機会にしたい。

シンポジウム11

iPS細胞を用いた小児神経疾患の革新的創薬を見据えた病態解析

企画・趣旨のねらい

iPS細胞を用いた研究は、いくつかの疾患で臨床応用されつつあるが、まだその趨勢は従来ヒトの細胞や組織では難しかった病態の解明や創薬分野での応用である。特に組織や細胞を入手することが難しいヒトの神経疾患の研究にはiPS細胞から分化誘導させた神経細胞や神経組織は極めて有用なツールであると考えられる。本シンポジウムでは小児神経領域、特に小児てんかん性脳症についてiPS細胞を用いた研究を現在精力的に進めておられる5名の研究者からそれぞれアンジェルマン症候群、PCDH19関連てんかん、CDKL5てんかん性脳症、STXBP1てんかん性脳症、ドラベ症候群の患者から樹立されたiPS細胞を用いた研究について発表していただき、小児神経疾患領域における現在のiPS細胞研究の立ち位置と今後の展望について議論できればと考えている。

シンポジウム12

脳形成の新たな分子機構と小児神経疾患

企画・趣旨のねらい

脳、特に大脳形成の分子機構は、小頭症や滑脳症などヒトの脳形成異常の原因遺伝子同定と分子病態の解明とともに明らかにされてきた。この数年は、これまで予想していなかった新しい脳形成の分子機構が報告され、一部はヒトの疾患原因に関係することが明らかになっている。小児神経疾患にはまだたくさんの原因や治療法がわからない疾患が残されている。疾患の説明や治療法開発には病態を知ることがたいせつである。脳形成の分子機構について、基礎研究とトランスレーショナル研究の最先端を知ってワクワクするような興奮を会員にも感じとってもらえれば、将来への希望を患者家族に伝えられるだろう。また、脳形成異常について海外からの招待講演もあるので、関連シンポジウムとして国内の研究成果を披露したい。

シンポジウム13

未来につなげるPhysician-Scientists~治療をめざした病態解明研究~

企画・趣旨のねらい

遺伝子解析で新たな疾患原因遺伝子が明らかとなっていく今、次の展開として治療法開発を推進し、実際の医療に活かさなければならない。そのためには病態を解明することも重要である。とはいえ簡単なことではなく、目の前の患者さんにすぐに還元もできない。多くの医療者にとっては身近な問題になりにくいかもしれない。病態解明や治療法開発に長期的な展望をもって取り組む人をはじめ、これから取り組もうという意欲ある若い世代を巻き込み、さらに仲間を増やして、基礎研究の必要性やそれが何に活きるのか、未来の患者さんのためになる意義や重要性を議論したい。成果を挙げているプロジェクト、新たな視点によるプロジェクトなどを紹介し、双方向で議論して研究に触れたいと感じる機会にする。また、学会としてAMEDなど大型研究資金を得るためのプロジェクトチーム立ち上げ、遺伝子から治療法開発へ一連の研究スキーム構築の契機にもなればよいと考える。

シンポジウム14

症例から学ぶ小児自己免疫性神経疾患の診断と治療

企画・趣旨のねらい

免疫性神経疾患の治療について成書には「副腎皮質ステロイドが第一選択で、免疫グロブリン静注療法も行われる。」などと書かれています。しかし実際に治療を行う際にはこれだけでは不十分と感じることも少なくなく、例えば薬剤をどのように減量中止するか、第一選択薬が無効の場合にどのタイミングで治療を切り替えるか、といった疑問を持つ方も少なくないと思われます。そこで診療を具体的にイメージしていただくために、ケーススタディ形式のシンポジウムを企画しました。まず若手の先生が症例を提示し、メンターが疾患の診断と治療について解説します。貴重な症例から得られた経験を共有することで、日常診療に役立つ実践的な知識を得ることができるはずです。小児の自己免疫性神経疾患の診断と治療について一緒に考え、議論しようではありませんか。

シンポジウム15

小児神経疾患のこどもへの訪問診療

企画・趣旨のねらい

私たち小児神経科医は患者さんだけでなくそのご家族とも長いお付き合いすることが多く、治療しながら病気と付き合い、こどもとご家族の生活を支えようとされている先生がたくさんいらっしゃいます。全国の医療的ケア児は18.000人以上といわれています。人工呼吸器や酸素ポンべを積み込んでの外来受診は私たちの想像以上に大変で、そのご家族の睡眠時間は5時間足らずと短く、こどもたちの在宅生活はご家族の大きな負担の上に成り立っています。通院の負担を減らすことができる訪問診療に関心をお持ちの先生も多くおいでになると思います。いまの職場からどうしたら訪問診療ができるか、または新しく訪問診療所を始めたいとお考えの先生方に、その方法と診療の実際をエキスパートの先生方と分かち合うシンポジウムを企画しました。また、こどもたちの在宅生活は、医療だけでなく教育、福祉、保健行政との連携の中でサポートすることがとても大切です。私たち医師ができることは限られていますが、どんな職種の方々とつながればよいか、どんな連携を望まれているのかを知ることで、私たちは確実に役に立てる存在になれます。

シンポジウム16

小脳の機能を探る ~基礎と臨床から見た小脳

企画・趣旨のねらい

私たち小児神経科医は患者さんだけでなくそのご家族とも長いお付き合いすることが多く、治療しながら病気と付き合い、こどもとご家族の生活を支えようとされている先生がたくさんいらっしゃいます。全国の医療的ケア児は18.000人以上といわれています。人工呼吸器や酸素ポンべを積み込んでの外来受診は私たちの想像以上に大変で、そのご家族の睡眠時間は5時間足らずと短く、こどもたちの在宅生活はご家族の大きな負担の上に成り立っています。通院の負担を減らすことができる訪問診療に関心をお持ちの先生も多くおいでになると思います。いまの職場からどうしたら訪問診療ができるか、または新しく訪問診療所を始めたいとお考えの先生方に、その方法と診療の実際をエキスパートの先生方と分かち合うシンポジウムを企画しました。また、こどもたちの在宅生活は、医療だけでなく教育、福祉、保健行政との連携の中でサポートすることがとても大切です。私たち医師ができることは限られていますが、どんな職種の方々とつながればよいか、どんな連携を望まれているのかを知ることで、私たちは確実に役に立てる存在になれます。

特別企画

Case Conference JSCN 2020

企画・趣旨のねらい

小児神経科で出会う患者さんがお持ちの疾患には頻度が高いもの、低いもの、治療できるもの、難しいものがあります。また、画像や遺伝子解析研究の進歩により、以前は診断できなかったものが診断がつくようになり、新しい疾患概念が確立されたりもしています。

多くの小児神経科領域の疾患が存在する中で、一人の医師が診療の中で実際に経験する疾患の数は限られています。Case Conference JSCN 2020では、4症例を提示させていただき、各疾患について教科書や論文には乗っていない、「生きた知識」を体得していただく機会を設けることを狙いとしています。知識や経験を共有することで、日本の小児神経の医療レベル向上を皆で目指していきたいと思います。

小児神経科医を目指す若手の先生方は、もちろんのこと、経験豊富なベテランの先生方にもぜひご参加いただき、診療や治療方針についてdiscussionを深めたいと思います。

委員会企画セミナー1【第1部】

共同研究委員会主催セミナー 第一部日本小児神経学会が支援する共同研究報告

企画・趣旨のねらい

共同研究支援委員会は、エビデンスレベルの高い研究を世界に発信することを目的とする委員会です。会員の先生から申請され、承認された24件(2019年11月現在)の共同研究課題についての周知や協力の要請を機関誌「脳と発達」やホームページなどを通じて行い、学術集会ではそれらの研究課題について進捗状況や研究成果を発表していただいています。今回は2017年度に申請いただきました「脊髄梗塞(前・後脊髄動脈症候群)の病態解明と治療法確立のための臨床研究」と2018年度に申請いただきました「小児有熱性けいれん重積のなかでのけいれん重積型急性脳症発症に関する調査研究」の発表していただきます。これらの研究についてより広く知っていただき、更に研究が発展していくことを期待します。

委員会企画セミナー1【第2部】

次世代解析を生命科学の進歩や創薬へつなげるために

企画・趣旨のねらい

次世代シークエンスにより、病原性未知の遺伝子多型が見いだされています。多型が病的かどうかは、モデル動物を用いた証明は最もエビデンスとして高いものになります。また遺伝子には機能が未知なものも多く、その生物学的な意義付けが生物科学の進歩に大きく貢献する場合もあります。変異を導入した、モデル動物はn=1から始まる新規治療薬開発につなげることも可能です。

今回は、モデル動物としてマウスやラット以外に注目されているものとして、drosophila(ショウジョウバエ)、zebrafish(魚類)を取り上げ、遺伝性難病の原因解明や病原性の検定、更には生物学的発見の橋渡しや治療薬開発への応用についてお話頂きます。最後にモデル動物やiPSを用いた、希少難病の病態解析および創薬への展開について、創薬最前線から話をしていただき、このシンポジウムを通じて、次世代遺伝子解析からどのように原因遺伝子の病原性の証明・病態解析や、治療薬での還元へとつなげるか考えたいと思います。

委員会企画セミナー2

さらに前に…小児神経領域の医療安全

企画・趣旨のねらい

医療安全委員会では、これまで各種の小児神経領域の医療安全に関して、医療安全セミナーで啓発し、また実態調査を行い、提言・指針として公表してきた(例:「脳波等神経生理検査時の鎮静における医療安全に関する提言・指針」、「小児頭部外傷時のCT撮像基準の提言・指針」)。今回の医療安全セミナーでは4つの講演を予定している。日本小児科学会の医療安全委員でもある山中岳先生には「MRI撮影時の鎮静に関する最近の考え」を、担当理事である山内秀雄先生には「ACTH療法における医療安全の提言・指針」WGの進捗状況を報告していただき、千葉リハビリテーションセンターの石井光子先生に「医療的ケア児の医療安全(災害時も含む)」、非会員として日本医療事故調査機構の木村壯介先生には「小児神経領域の医療安全」についてご講演いただき、会員と議論する予定である。

委員会企画セミナー3

海外支援:発展途上地域における日本小児神経学会の果たすべき役割

企画・趣旨のねらい

国際化推進委員会が設定した4つのプロジェクトの一つが「海外における小児神経領域の発展途上地域(主にアジア)への支援」である。発展途上地域では感染症対策が優先され、小児の神経疾患は後回しにされやすい。発展途上地域の小児神経疾患を患う子どもたちにも手を差し伸べることは、全国重症心身障害児(者)を守る会の三原則の一つでもある「最も弱いものをひとりももれなく守る」という理念を広げることでもあり、本学会の存在理由にもつながる。発展途上地域への支援は、国際小児神経学会の主要な行動目標でもあり、本学会と会員に活動支援への大きな期待が寄せられている。会員の優れた知識と技術、経験を、どのように発展途上地域の医師やスタッフ、患者、家族に伝えていくのか、学会および会員としてどのような支援を行うのが良いのか、WHOで政策立案および海外の現場で活躍されている方々の生の声を伺い、今後の活動の指針としたい。

委員会企画セミナー4

使用に制限のある薬剤の実態と問題点

企画・趣旨のねらい

小児領域におけるdrug lag改善のため、様々な取り組みがなされてきました。

それに伴って様々な未承認薬が小児神経学会の働きかけも功を奏して、近年使用が可能になってきています。一方で重大な副作用の懸念や社会的背景によって、適正使用に関する制限が設けられている薬剤があります。にもかかわらず一部の医療関係者による適正使用不遵守が、安定した薬剤供給や新たな未承認薬の承認の妨げになることも危惧されます。また、ケトンフォーミュラは長き渡り無償提供を受けていましたが、不適切な使用のために真にこれを必要とする方々への供給が危ぶまれる状況に陥っています。このような情勢の中で今一度使用に制限のある薬剤、医療用特殊ミルク等の実態と問題点を薬事小委員会として会員の皆様に提示し、これら薬剤とともに今後新たに承認されていく薬剤の普及が滞らないことで、小児患者が恩恵を被る機会が増えるように努めたいと考えます。

委員会企画セミナー5

和文・英文両機関誌に求められる使命と役割分担

企画・趣旨のねらい

日本小児神経学会では、和文誌である「脳と発達」に続き、英文誌である「Brain & Development」を発刊している。「脳と発達」にはメインとなる投稿論文以外にも、学術集会におけるシンポジウムの内容、委員会報告、教育的な連載に加え、全会員への連絡事項等が掲載されており、まさに学会機関誌として機能している。ただ、以前に比して論文の投稿数は減少しており、WEB配信やホームページにおけるコンテンツの公開などの方法が充実してきたため、機関誌として担う役割が時代とともに変化してきている。優秀論文賞も最近は「脳と発達」掲載論文から選ばれることがほとんどない。一方、「Brain & Development」は若手のキャリア形成にとって重要なインパクトファクターが付与されており、「Brain & Development」における論文受理を勝ち取ることは学会員にとって非常に大きな目標となっている。両機関誌に求められる使命と役割分担について共通理解を得るために、本シンポジウムを企画した。

委員会企画セミナー6

[社会活動・広報委員会]障害児虐待の予防と対応:現状と課題

企画・趣旨のねらい

小児神経領域での疾患の診療において、神経伝導検査、筋電図といった電気診断学は診断や治療効果の判定にも有用であるが、実際には検査を行う機会も少なく抵抗のある小児神経専門医も少なくない。そのため日常診療のなかでも、習う機会が多くないのが現状である。神経伝導検査では運動神経、感覚神経、F波の評価を、針筋電図では安静時、収縮時評価が基本となる。本教育セミナーでは小講義+実技講習を行い、実際に筋電計(筋電図・誘発電位検査装置)を用いて、前述の検査を自身で行ってみることを目的としている。これから始めたいと思う初学者、初級者のファーストステップとして御参加いただきたい。実技講習では参加者同士で検査者、被験者を体験していただくため、小児を対象とした検査ではないが、小児での検査を行う際の注意点等についても補足講義として小講義を行う予定としている。

委員会企画セミナー7

災害をシミュレーションしてみよう

企画・趣旨のねらい

近年、地震、豪雨、台風など自然災害が多発している。人工呼吸器を使用している子どもを始めとする障がいを持った子どもの災害弱者の多くは小児科医が日頃診ている。日本小児科学会災害対策委員会と日本小児神経学会災害対策小委員会では、災害時小児呼吸器地域ネットワークの構築を各地域に呼びかけているが、災害時にどのように役に立つのか質問されることが時々ある。また、災害時小児周産期リエゾンの役割もまだ知らない小児科医も多く存在する。このセッションでは、ある地方に災害が起きたと想定して、そこに住む障害を持った子どもを主人公にして、その子どもが出会う困難をストーリー化する。その中で、5~10分程度のワンポイントアドバイスをエキスパートにしてもらい、小児科医がどのような行動をすべきか分かりやすく解説する。このセッションに参加した先生が実際に災害に遭遇した時の参考になればと考えている。

委員会企画セミナー8

医学研究におけるCOI管理

企画・趣旨のねらい

医学研究、とりわけ臨床研究における利益相反管理については、平成30年4月1日に施行された「臨床研究法」の制定過程において議論の対象とされた。その理由は、「医薬品等を人に対して用いることにより、当該医薬品等の有効性または安全性を明らかにする研究」と臨床研究法において定義される研究を遂行する際には、企業からの資金提供が不可欠と考えられるからである。従って、医薬品等製造販売業者等の臨床研究への関与状況を把握し、利益相反を適正に管理するとともに透明性を高めることによって、臨床研究に対する社会からの信頼確保を図ることが「臨床研究法」における利益相反管理の目的とされている。

本セミナーでは、臨床研究に限定することなく、広く医学研究全般における利益相反管理について、当該領域における日本のオピニオン・リーダーである、東京医科歯科大学 産学連携研究センター 飯田香緒里 教授にわかりやすくご講演いただきます。

委員会企画セミナー9

小児けいれん重積治療ガイドライン改訂に向けて

企画・趣旨のねらい

小児けいれん重積治療(SE)ガイドライン2017が発刊されてから2年以上が経過した。この間、本邦ではラコサミド静注製剤、ロラゼパム静注製剤が市販され、さらにミダゾラム頬粘膜投与が使用可能となる見込みで、けいれん性疾患に対する治療薬の選択肢が増えつつある。SEに対する使用可能薬剤が増え治療選択肢が多様化する一方で、治療薬選択は担当医師の裁量や各医療機関の医療事情に委ねられているの実情である。

このような医療事情の変化に合わせて、本ガイドラインの改訂作業が開始されているが、SEに対する治療に関してエビデンスレベルの高い報告が限られているのも現実である。

臨床現場における有用性および汎用性の高いガイドラインの作成を目指し、新たな治療薬や適応外使用治療薬の知見と使用経験をふまえて、本ガイドラインの改訂への要望や課題を考えていきたい。

委員会企画セミナー10

希少難病に対する治療法開発の促進と課題に対する対応(小慢難病委員会企画)

企画・趣旨のねらい

難治性神経疾患に対し、新薬、酵素補充療法、核酸・遺伝子治療と、新たな治療法が次々と実用化されている。根治に至る画期的治療もあれば、一部症状の改善にとどまる治療もあるが、患者さん達には朗報である。小児神経学会も、治療法開発促進と、治験等への協力体制整備、早期診断の促進への支援も必須である。一方、新規治療には、安全性への懸念や実用化への課題、高額化等の問題がある。本シンポジウムでは、難治性疾患の医療体制、遺伝子治療等の先進的な治療法開発の世界的な状況を紹介し、核酸・遺伝子治療が先行している脊髄性筋萎縮症を例に、新規治療の有効性と、適正使用をどうすべきなのか、議論をしたい。

臨床医、行政、製薬企業、倫理等、多方面から検討し、また、患者と家族への配慮についても話を伺い、課題を整理する。先進的な治療法開発が進み、より多くの難治性疾患の治療法が開発されていくために、何をすべきなのか、議論を深めたい。

委員会企画セミナー11

小児神経と遠隔医療

企画・趣旨のねらい

平成30年度診療報酬改定において、「オンライン診療料」が新設された。しかしながら、オンライン診療は診療報酬改定時に相当厳格な要件のもとで導入されたため、ほとんど算定されていない状況にある。令和2年度診療報酬改定においても、中央社会保険医療協議会(中医協)でオンライン診療の要件緩和についての議論もなされているが、遠隔医療における各診療領域の利活用について、今後医療の質に係るエビデンス等を各学会から出していくことが求められており、それをふまえての検討が必要であるとの答申が出ている。

社会保険小委員会では、遠隔医療の現状と課題を整理し小児神経診療における遠隔医療の利活用の展望について理解を深めるために、本セミナーを企画した。セミナーを通じて会員のニーズを把握し、診療報酬改定につなげるためには何が必要かを学会として打ち出していければと考えている。

実践教育セミナー1

初めて小児神経学を学ぶ人のための実践教育セミナー

企画・趣旨のねらい

小児神経学は、神経所見の取り方、てんかんの治療、脳CT・MRIの読影、発達障害への対応など多岐にわたる専門的知識が求められます。はじめて小児神経学を学ぶ人はその知識量の多さにしばしば戸惑いますが、系統立てて学ぶことができればこの分野を楽しいと感じることができるはずです。さまざまな分野の講義はありますが、初学者を対象としたコンパクトなセミナーはそれほど多くありません。今回、2時間の中で3つの専門分野をそれぞれ40分で理解できて小児神経学のおもしろさを実感していただくセミナーを企画しました。内容は「小児の神経所見のとり方」を青天目信先生(大阪大学)、「不随意運動のABC」を熊田聡子先生(東京都立神経病院)、「小児てんかんのエッセンス」を岡西徹先生(聖隷浜松病院)にお願いしました。どうかお気軽に参加していただくとともに、議論に参加して知識を深めてください。小児神経がおもしろいと思える2時間になることをお約束します。

実践教育セミナー2

"小児神経診療のピットフォール:誤診から学ぶ「小児神経診療のピットフォール:誤診から学ぶ」

企画・趣旨のねらい

臨床医なら誰しもヒトにはいえないような苦い失敗を若い頃に(若くなくても)してしまい、思い出すのもイヤな体験があるはずである。その振り返りが臨床能力を一段上げる動因になり、無意識の中に繰り込まれ、その苦さも薄れてくる。こういう個々の体験をできるだけ共有できないだろうか、そもそも誤診の構造はどうなっているのだろうかというのが今回のモティーフである。演者それぞれが、時に言うのも恥ずかしい体験を分析し、明日の臨床につなげる講演を準備している。本講演を聞いて「こんな失敗は自分だけではなかった」と思うのもよし、「自分の方がまだましだ」と思うのもよし、それぞれの振り返りのきっかけになればと考える。

実践教育セミナー3

2時間で完結!症例で考える新生児神経・新生児脳波

企画・趣旨のねらい

新生児神経に関する基礎知識は,新生児のみならず小児神経疾患の診療に関わる小児科医にとって必須です.新生児医療の重要性が高まっている現在,新生児科医から症例の相談を受けることも多いでしょう.小児神経専門だけど新生児神経はわからない..ってことはでは格好がつきません.

新生児脳波は,新生児の脳機能を鋭敏に評価できる優れた検査法です.保育器内でも検査が可能です.脳成熟をリアルタイムに評価することで,NICUにおいて適切な介入,予後の改善につなげることも可能です.新生児発作の診断には不可欠で,新生児脳症の予後判定の重要なツールになります.

本セミナーでは,新生児脳波判読のいろはを解説するとともに,新生児脳波の有用性・醍醐味を,画像を含めた症例ベースで一緒に検討したいと思います.

難しいセミナーではありません.小児神経科医のみならず,新生児科医や一般小児科医の幅広いご参加をお待ちしています.

実践教育セミナー4

こどもの頭痛~予防療法を極める!~

企画・趣旨のねらい

痛ければ鎮痛剤を頓用で!ということだけで何とかなる場合もあるでしょう。しかし、全ての頭痛の患者さんでうまくいくわけではありません!一般に慢性頭痛に移行してくると、頓服だけでは効かなくなってきます。そうなればもうお手上げとなり、そのうち、その患者さんは、あなたのもとを去って、さまよえる“頭痛難民”となられるのです!そうならないために、皆さんは「予防療法」という武器を準備しなくてはなりません。また、その武器にはたくさん種類があったほうが良いです。手強い敵(頭痛)をやっつけるためには、予防療法を極める必要があります!武器を使いこなして、強い相手を倒さなければなりません。是非、一線のこども頭痛外来で活躍中の3名の精鋭たちからここだけでしか聞けないような極意やエッセンスを盗んで帰って下さい!そして明日からの臨床にお役立て下さい!そうすることで、多くの慢性頭痛のこどもたちは難民にならずに済みます!

実践教育セミナー5

限局性学習症の実際と実践

企画・趣旨のねらい

限局性学習症の知名度は上がり、小児神経外来で相談される事例も増えている。しかしながら、診療体制の整った医療施設は少なく、ご本人や保護者のニーズにどのように答えるべきかはっきりしていない。診断に加えて教育的介入法の提案も必要ではあるものの、教育現場との連携には地域差が存在している。そこで本セミナーは一人でも多くの限局性学習症児への支援を広げることを期待して企画され、発達障害診療を担う小児神経科医として、限局性学習症の診断スキルを身につけることと、教育的介入法の認知科学的背景を理解することを目的とする。講師は限局性学習症診断バッテリーに精通する医師とICTを利用した介入を実践する教育学研究者である。医学、教育的な面からの講義を踏まえて、実践的な症例検討を行うことにより診療技術を再確認すると同時に、外来での助言指導に役立てていただきたい。

実践教育セミナー6

小児の神経伝導検査と筋電図の実技講習

企画・趣旨のねらい

小児神経領域での疾患の診療において、神経伝導検査、筋電図といった電気診断学は診断や治療効果の判定にも有用であるが、実際には検査を行う機会も少なく抵抗のある小児神経専門医も少なくない。そのため日常診療のなかでも、習う機会が多くないのが現状である。神経伝導検査では運動神経、感覚神経、F波の評価を、針筋電図では安静時、収縮時評価が基本となる。本教育セミナーでは小講義+実技講習を行い、実際に筋電計(筋電図・誘発電位検査装置)を用いて、前述の検査を自身で行ってみることを目的としている。これから始めたいと思う初学者、初級者のファーストステップとして御参加いただきたい。実技講習では参加者同士で検査者、被験者を体験していただくため、小児を対象とした検査ではないが、小児での検査を行う際の注意点等についても補足講義として小講義を行う予定としている。

実践教育セミナー7

小児科医のための神経画像2020

企画・趣旨のねらい

「小児科医のための神経画像」は、第53回日本小児神経学会(児玉浩子会長)から今回で連続10回目の開催となります。本番の第62回日本小児神経学会では、van der Knaap先生の小児神経疾患画像診断の講演が企画されています。プレコングレスの教育セミナーとして小児の脳MRI読影に欠かせない講演、先端のMRI解析に関する講演4題ご用意いたしました。明日からの診療に役立つ内容と確信しております。

森墾先生は本実践教育セミナーでは唯一10回連続のご講演です、今回も切れ味鋭く画像読影の肝に迫っていただきます。大場洋先生には感染症の画像診断についてupdateな講演をいただきます。塩浜直先生からボストン小児病院で研鑽された神経画像解析から診る小児神経疾患について講演いただきます。佐藤典子先生は精神神経センター病院での豊富な経験の中から、奥深い神経画像についてご講演をいただきます。

実践教育セミナー8

先天性代謝疾患をどうやって診断するか

企画・趣旨のねらい

神経症状を示す先天代謝異常症は種類が多く、その診断においてはやや専門的である。また先天代謝異常症は近年治療法の開発も目覚ましいために、診断意義は大きい。小児神経に携わっていると、しばしば先天代謝異常症の初期に診療する可能性が高いため、ぜひ主たる先天代謝異常症の臨床診断のポイント、確定診断に向けたプロセスを知っていただきたいので、このセミナーを企画しました。奮ってご参加ください。

実践教育セミナー9

小児神経疾患の緩和ケア2020

企画・趣旨のねらい

医療が発展し、重篤な病態や重度の障害を抱える子どもたちも、家族と共に社会のなかで暮らしていかれるようになっている。一方で、神経疾患を抱える子どもは自らの意思表出が難しいことが多く、私たちはその代弁者としての医師の役割・家族との協働の在り方について葛藤を抱える場面も少なくない。また子どもの苦痛症状の評価や緩和は経験の蓄積が難しく、体系的に学ぶ機会も少ない。

小児緩和ケアは、生命を脅かされる多様な病態を抱える子どもとその家族を対象とし、そのケアの主軸は以下の3つ:苦痛症状の緩和・意思決定支援・家族支援(遺族ケアを含む)、である。

小児緩和ケアに関する実践教育セミナーは、本学会学術大会において昨年度までに4回実施しているが、今回はさらに内容を一新し、参加者同士で共に考え、議論し、試行する、より実践的な内容になっている。小児神経領域で必要な緩和ケアの理念と実践方法について学び、明日からの診療につながる機会となることを願う。

実践教育セミナー10

第7回遺伝学実践教育セミナー

企画・趣旨のねらい

著しく進歩する遺伝学的検査結果を正しく解釈するための実践的セミナーを開催します。小児神経疾患の診療においてエキソーム解析を中心とする網羅的遺伝学的解析は必須の検査となっています。本セミナーでは解析結果の解釈を実践を通して学びます。遺伝学的検査結果の解釈を学びたい方であればどなたでも対象とします。基本的な解析ですので、高度の解析(生データからの解析)は行いません。最低限の遺伝学的知識(染色体や家系図の記載法)は予習しておいてください。インターネットに接続可能なPCを準備してください。ネット接続環境はこちらで用意いたします。

市民公開講座

第1部:一人ひとりが みんなたいせつ ~ 子どもの心に気づくとき ~

第2部:その子らしく すくすくと

企画・趣旨のねらい

「元気で明るい子であってほしい、勉強も運動もできてほしい。」わが子に対する親の思いは尽きません。しかし、その“思いとは異なるわが子の姿”をみせつけられると、親は不安になり、子育てが苦しいものになってしまいがちです。そんなとき、“思いとは異なるわが子の姿”を個性と捉え直すことができるとしたら、親の不安や苦しさはかなり和らいでくるのではないでしょうか。何よりもお子さんにとっての一番のサポーターとなる事ができるでしょう。お子さんの安心にもつながるでしょう。

このたびの市民公開講座では、いろんな個性をもったお子さんが「その子らしくすくすくと」成長・発達できるように支えられる社会をテーマにしました。

基調講演では、くすのきしげのり先生に「1人ひとりがみんな大切〜子どもの心にきづくとき」と題してご講演をいただきます。

くすのき先生は「おこだてませんように」をはじめとした創作童話・絵本・詩・童謡など児童文学作家であり教育者でもあります。これまでの先生の活動をとおして子育て・教育・健康・生き方といった先生のお考えを,ご来場された皆様に直接お伝えいただきます。

引き続きシンポジウムでは新潟県内でお子さん達を支えている4名の先生にそれぞれの活動や思いをうかがいます。新保まり子先生には子育て応援の立場から、真柄正幸先生には教育の立場から、藤瀬竜子先生には児童福祉の立場から、福島愛先生には小児神経科医の立場から、それぞれご講演いただきます。子育て中のご家族をはじめ、教育、医療、福祉関係の皆様にも共感いただける内容になると思います。活発な意見交換の場となることを期待します。

関連研究会

第14回子どもの眠り研究会

第5回小児免疫性神経筋疾患研究会(MG/CIDP研究会)

第5回小児ニューロリハビリテーション研究会・第6回超早産児発達症研究会

第12回日本小児免疫性脳炎研究会

VNS関連研究会

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