第62回日本小児神経学会学術集会[The 62nd Annual Meeting of the Japanese Society of Child Neurology]

会長挨拶

顔写真

第62回日本小児神経学会学術集会

会長 佐々木征行

国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院

2020年5月28日(木)より30日(土)の3日間にわたり新潟市の朱鷺メッセ:新潟コンベンションセンターにおいて第62回日本小児神経学会学術集会を開催させていただきます。27日(水)には例年通りプレコングレスセミナーも開催予定です。

テーマは「理(ことわり)を知り病(やまい)を癒す」としました。

近年分子生物学的研究により、多くの小児神経疾患で原因遺伝子が確定し病態生理が解明されました。さらに次世代シークエンサーの導入により新たな原因遺伝子が続々見出されています。また画像解析技術の進歩により中枢神経系の異常部位を直接確認できるようになりました。次々に疾患の真理が解き明かされています。

そして現在は多くの疾患において原因理解に基づく治療がなされています。例えば、てんかんの新規抗てんかん薬治療、発達障害の薬物療法、急性脳炎/脳症の治療などなど、治療の進歩には著しいものがあります。特筆すべきは、遺伝子組み換え技術を応用した酵素補充療法(リソゾーム病)と、アンチセンスによる遺伝子動作調節により完全長の蛋白補充(脊髄性筋萎縮症)ができるようになったことです。

多くの専門家に様々な疾患の病態研究や治療研究の状況や成果を解説・討議してもらう予定です。

さて、2020年は56年ぶりの東京オリンピック開催のため、2017年段階で都内に会場確保が不可能でした。その時点で私の故郷である新潟市での本学術集会開催を決断しました。東京駅から新幹線で2時間弱、港町新潟ではこの時期は穏やかに晴れわたる日が多く、一年のうち最も過ごしやすい季節です。朱鷺メッセからは信濃川の滔々たる流れを間近に感じることができます。隣接する日航ホテルの展望ポイントからは、市街地だけでなく東に飯豊連峰、西に日本海に浮かぶ佐渡島まで見通せます。米どころ新潟にはおいしい地酒と新鮮な海の幸が待っています。ふっくら炊いたご飯はもちろんのこと、B級グルメも多数ありますので、ぜひぜひご堪能ください。

勉学に勤しみつつ有意義で楽しいひと時となりますよう鋭意準備を行っております。

大勢の皆様のご来港を心よりお待ちしております。