会長挨拶

第64回日本化学療法学会総会
会長 荒川 創一
(三田市民病院長/神戸大学客員教授)

第64回日本化学療法学会総会(学術集会)を2016年6月9日(木)~6月11日(土)の日程で神戸市にて開催させていただくこととなりました。私の恩師であります守殿貞夫神戸大学名誉教授が第50回総会を主宰して以来、14年ぶりの神戸での開催であります。

今回のテーマは、「化学療法の今後は?-多方面からの再考-」とし、変貌目まぐるしい耐性菌の状況と、それを追いかける化学療法の今後に光が見えるのかどうか、いろいろな角度から再検討を加え、本学会の立ち位置を今一度確認できる学術集会にしたいと考えております。「多方面」には様々な観点が挙げられます。曰く「創薬」、曰く「予防抗菌薬」、曰く「耐性菌克服」、曰く「抗ウイルス療法」、曰く「ワクチン戦略」、曰く「新しい診断法」、曰く「既存抗菌薬によるAntimicrobial Stewardship」等々が考えられます。

耐性菌の脅威は、米国大統領や英国首相がその演説等でも言及しており、今やグローバルな問題として、医学の叡智を結集して取り組むべき大きな問題です。2015年4月29日に、安倍晋三首相が、米国上下院両院合同会議での演説の中で、世界の直面する新しい課題として、「テロリズム、感染症、自然災害、気候変動」を挙げました。感染症とは、個体に対する微生物によるテロにほかならず、それに対峙する「化学療法を再考」することは、我々に課せられた大きな命題であります。

それらの解決を目的として、今回、神戸で上記学術集会を開催するに当たりまして、上述の様々な切り口での基礎的・臨床的研究成果を持ち寄っていただくことを期待するものです。

招請講演には、欧州を代表する薬剤耐性菌研究の第一人者で、前ESCMID理事長でありますイタリアのGiuseppe Cornaglia教授(University of Verona)をお招きいたします。

どうか、会員諸氏におかれましては多くの一般演題をお寄せいただきまして、活発な討論の中から、ブレイクスルーが模索できることを念願しております。

化学療法学の発展の一里塚となるような学術集会としていただきますよう、多くの皆様のご参加をお待ちいたしております。

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