会長挨拶

第65回日本アレルギー学会学術大会
会長 玉置 淳
東京女子医科大学 内科学第一講座主任教授

皆様,第65回日本アレルギー学会学術大会を開催させていただくにあたりご挨拶申し上げます.

日本アレルギー学会は,アレルギーおよび臨床免疫を共通のテーマとする10,000名以上の研究者と臨床医から構成されており,多くの専門領域を横断的に広くカバーするユニークな学術団体として発展してまいりました.本学会の第1回目の総会が1952年に開催され,今回が第65回,また年1回の「日本アレルギー学会学術大会」に変更後は2回目の開催となります.

近年,若い医師の研究指向が低下しており,意識も内向きとなり留学を希望する人も減っているという話を耳にし,リサーチマインドの涵養,グローバルな人間関係の育成の必要性を痛感しております.それでは古参医師ではどうなのでしょうか?人は,年齢を重ね職場でさまざまな体験を積むことによって,いわゆるキャリアを形成してゆきます.しかしそれに甘んじていると,知らず知らずのうちに心が萎えてゆき,どんな出来事に遭遇しても新鮮な驚きや目を見張るということがなくなり,粛然と姿勢を正す機会を失うのです.わが国では60歳前にして実験を止めてしまう学者の例に事欠かないのが現状です.しかし,欧米ではいかに大学者であっても,管理職に格上げされたのを理由に研究を断念することなどありえません.学者は役者同様,命のある限り舞台に立つのを本望としなければならないと思っております.

そこで,今回の学術大会のテーマを「ワクワク ドキドキを伝えよう 研究の興奮を!臨床の感動を!」とさせていただきました.プログラム委員をはじめ多くの関係者と一緒に知恵を絞って,若手,古参に限らず,本学術大会にご参加のすべての方々が興奮し感動していただけるような企画をめざして準備を進めてまいりました.紙面の制約もあり個々のプログラムの内容には触れませんが,皆様にとって「よい」よりも「すごい」,「good」よりも「awesome」と感じていただけるような機会をご提供できることが念願です.そして,皆様の心に残る意義ある学術大会となることを祈念してご挨拶とさせていただきます.

【大会事務局】

事務局長 多賀谷 悦子
東京女子医科大学 内科学第一講座

【運営事務局】

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