第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会


ご挨拶

雨森 正記 第10回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会
大会長 雨森 正記
医療法人社団弓削メディカルクリニック・滋賀家庭医療学センター 理事長

 日本プライマリ・ケア連合学会の学術大会も10回目を迎えました。もう10年と思う方もあれば、まだ10年と思う方もあるでしょう。そして10年前にすでにプライマリ・ケアの業界で活躍されていた方もあれば、10年前はまだ学生だった方、小学生、中学生だった方もいるのではないでしょうか。昔から十年一昔と申します。この10年でわが国のプライマリ・ケアを取り巻く状況は大きく変化してきたのは間違いがありません。
 プライマリ・ケアの関連する日本プライマリ・ケア学会、日本家庭医療学会、日本総合診療医学会の3学会が合併し日本プライマリ・ケア連合学会ができることが決議されたのが10年前のこの京都でした。その後、東日本大震災、医学会加盟、そして10年後の今日「総合診療専門医」という新しい専門医が誕生しました。30年前の暗黒期、20年前の黎明期、10年前の混沌期のすべての時代を生きてきた者としては全く夢のような出来事に思えます。
 第10回学術大会は、この大きな変動をともに歩んできた皆様とこの10年を振り返り、今後に更なる発展を続けることを期待して「これまでの10年、これからの100年」という壮大なテーマにて10年前と同じ国立京都国際会館にて開催いたします。また今回はWONCA APR(世界家庭医機構 アジア太平洋地域学術総会2019年)と合同で開催することになりました。わが国で開催されるのも15年ぶりとなります。国際学会と合同になることで例年以上に国際的な企画が多く予定されています。
 海外で行われる国際学会に参加するのにハードルが高いと思われている方にも、国内で身近に国際学会に参加出来る絶好の機会です。全国の多くの多職種の皆様がこの京都の地に参集し、これまでの来し方を振り返るとともに、今後のわが国のプライマリ・ケア、地域医療の発展のために語り明かしていただけることを期待しております。京都でお目にかかるのを楽しみにしております。