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会長挨拶

 歴史と伝統のある第26回日本肝胆膵外科学会・学術集会を担当させて頂くことにあたり、一言ご挨拶申し上げます。

 日本肝胆膵外科学会は1989年に第1回日本肝胆膵外科フォーラムとして発足し、1993年に現在の日本肝胆膵外科学会(JSHBPS)と名称を改め、その会員数は3,524名と世界に冠たる肝胆膵外科の専門学会として大きく発展してまいりました。歴史と伝統のある本学会を担当させて頂くことは、和歌山県立医科大学外科学第2講座にとりまして本当に光栄なことであり、このような機会を賜りましたすべての会員の先生に教室を代表して心より御礼申し上げます。

 今年のテーマは、『活物窮理:Evidence-based HBP Surgery』としました。『活物窮理』とは和歌山が生んだ偉大な外科医である華岡青洲の医学塾 春林軒において医学教育として伝承されてきた精神で、活物すなわち患者さんをしっかり診ることにより、物事の本質・天然の理がわかるという意味です。いまの言葉に置き換えると、患者さんをしっかり診ることで新しいエビデンスを発見しなさいということです。エビデンスに立脚した肝胆膵外科手術こそ、真に患者さんのためになると考え、本テーマにさせて頂きました。

 本学会の任務は大きく分けて3つあると常々考えていました。すなわち、(1) 肝胆膵外科手術のArtを極めること、(2) 高難度肝胆膵外科手術を安全、かつ、確実に行うことで真に患者さんのためになる肝胆膵外科専門医を育成すること、(3) 日本から肝胆膵外科のエビデンスを発信することで、国際社会のリーダーとして貢献することだと考えてきました。

 以上を達成するために、切除限界に挑戦した手術術式の創生に大きく貢献してきたことは周知のことです。また、優れた後輩を育成する目的で、2004年第16回学会(大阪)にて高度技能専門医制度の設置が宣言され、2011年に初めての専門医12名が誕生し、2012年に20名、2013年に30名が専門医を取得しました。

 また、本学会から国際的なエビデンスを発信するために、プロジェクト研究を開始し、さらなる国際化の一環として日韓・日台合同の臨床研究が始まろうとしています。

 このような時代背景を受けて、和歌山での本学会は、優れた外科手技(Art)と外科研究(Science)の融合を目指します。これこそ、今回のテーマである『活物窮理』の精神です。

 6月の和歌山は緑が目にあざやかな季節で、海・山の幸が多く、学会で勉強するとともに、和歌山の名産を満喫いただけるよう努力いたしますので、是非とも多くの先生方にご参加賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

第26回日本肝胆膵外科学会・学術集会
会長:山上裕機(和歌山県立医科大学 外科学第2講座)