ご挨拶

小松本 悟
第70回日本病院学会
学会長 小松本 悟
日本病院会 副会長/足利赤十字病院 院長

第70回日本病院学会を栃木県宇都宮市において足利赤十字病院が担当させていただくこととなりました。会期は2020年6月18日(木)、19日(金)、開催地は多くの皆様にご参加いただけるよう、栃木県の県庁所在地である宇都宮市とし、栃木県総合文化センターをメイン会場として開催させていただきます。歴史ある日本病院学会の第70回という記念大会を私ども足利赤十字病院が担当させていただくことに喜びを感じ、今学会へ多くの皆様がご参加いただけるよう周到に準備を進めて参ります。

メインテーマは『医療の国際化と患者安全』とさせていただきました。グローバル化が進む中、日本において医療の国際化を考えなくてはならない時代となりました。当院は2015年2月に日本で9番目にJCI(Joint Commission International)の認定を取得し、更新も行っておりますが、2020年、今学会の直後には東京オリンピックも控え、外国人患者受入の備えという観点からこうした認証を受けようとする病院が増えました。しかし、そもそも当院が認定取得を目指した動機は医療ツーリズムではありませんでした。

当院は2011年に新築移転し、新たなハードを手に入れ、ソフト面の強化として選択したのがJCIの受審でした。そして、その選択は受審の過程でただのソフト強化のみにとどまらず、国際基準の医療安全文化に基づいた医療の標準化が行われ、院内に患者安全文化が根付いていくという結果に繋がったのです。当院にとってはそれが最も大きな成果となりました。組織化された患者安全文化の標準化は、外国人に限らず、全ての患者に対する安全性を高めることに繋がるのです。

そこで『医療安全』だけではなく『患者安全』を第一に据える国際基準の患者安全文化の浸透が、全国的に広がっていくことを切に望み、今回の学会テーマに据えさせていただきました。

今学会では国際化に向けたセッションとして、JCIセッションとIHFセッション(IHF:国際病院連盟International Hospital Federation)を企画しました。

JCIセッションにはJCIのPresidentであるポーラ・ウィルソン氏を招聘し、IHFのリスト・ミューテナン氏(フィンランド)に座長をお願いしました。

IHFセッションにはIHFから多数のゲストにお越しいただき、講演者にIHFのGCメンバー(Governing Council Members)のニオール・ディクソン氏(イギリス)、ヘンリー・ガラルド氏(コロンビア)、ソラ・ピタン氏(ナイジェリア)、セドリック・アルコス氏(フランス)の4名、座長にIHFの事務局長エリック・ルーデンベック氏をお招きし『患者安全』をテーマとして開催いたします。

また、特別講演として世界遺産である日光東照宮の 稲葉 久雄 宮司や、日本人女性初の宇宙飛行士として1994年にスペースシャトル・コロンビア号、1998年にディスカバリー号に搭乗した 向井 千秋 氏などをお迎えし、盛大に今学会を開催したいと思います。

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

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