• 第14回 迷走神経刺激療法(VNS)技術講習会 日時:2017年11月5日(日) 8:30~11:30
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学会事務局
京都大学大学院医学研究科
てんかん・運動異常生理学講座
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プログラム

(2017.9.1時点)

会長講演

神経細胞、グリアとてんかん:paradigm shiftは起こるか?
Neuron, glia and epilepsy: is it a paradigm shift?

座長:
宮本  享(京都大学大学院医学研究科脳神経外科)
演者:
池田 昭夫(京都大学大学院医学研究科てんかん・運動異常生理学講座)

特別講演

特別講演 1

Precision Medicine in Epilepsy

座長:
大澤眞木子(東京女子医科大学名誉教授/大塚駅前診療所)
演者:
Samuel Wiebe(University of Calgary, Canada)

特別講演 2

Childhood epilepsy syndromes: a constantly evolving concept

座長:
田中 達也(やまびこ医療福祉センター名誉院長)
演者:
Alexis A. Arzimanoglou(University Hospitals of Lyon, France)

特別講演 3

EEG, the New Frontier

座長:
池田 昭夫(京都大学大学院医学研究科てんかん・運動異常生理学講座)
演者:
Jean Gotman(McGill University, Canada)

Honorary Educational Lecture

Honorary Educational Lecture 1

Pathophysiology of cortical myoclonus

座長:
髙橋 良輔(京都大学大学院医学研究科臨床神経学)
演者:
柴﨑  浩(京都大学医学部名誉教授)

Honorary Educational Lecture 2

Concept of epileptic zone

座長:
井上 有史(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)
演者:
Hans O. Lüders(Case Medical Center, USA)

Honorary Educational Lecture 3

Primary generalized seizure and secondarily generalized seizure:
What we have learned from experimental models of epilepsy.

座長:
兼子  直(湊病院北東北てんかんセンター)
演者:
田中 達也(やまびこ医療福祉センター名誉院長)

教育講演

教育講演 1

新しい抗てんかん薬update

座長:
岡田 元宏(三重大学大学院医学系研究科精神神経科学分野)
演者:
杉浦 嘉泰(福島県立医科大学医学部神経内科学講座)

教育講演 2

新しいてんかん分類(ILAE2017年案)

座長:
松本 理器(京都大学大学院医学研究科臨床神経学)
演者:
寺田 清人(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)

教育講演 3

てんかん治療ガイドライン2017

座長:
赤松 直樹(国際医療福祉大学医学部神経内科/福岡山王病院脳神経機能センター神経内科)
演者:
須貝 研司(国立精神・神経医療研究センター病院小児神経科)

教育講演 4

てんかん精神症状の診断と治療

座長:
山田 了士(岡山大学大学院精神神経病態学)
演者:
松浦 雅人(田崎病院)

教育講演 5

ぱっと見て読む脳波じっと見て判る脳活動

座長:
飯田 幸治(広島大学大学院医歯薬保健学研究科脳神経外科)
演者:
大坪  宏(トロント小児病院神経科臨床神経生理部門/トロント大学小児科)

教育講演 6

エビデンスに基づく、自動車運転を考慮した患者指導

座長:
大槻 泰介(てんかん病院ベーテル)
演者:
一杉 正仁(滋賀医科大学社会医学講座法医学部門)

教育講演 7

てんかんの病理―脳形成異常を中心に―

座長:
森岡 隆人(福岡市立こども病院脳神経外科)
演者:
新井 信隆(公益財団法人東京都医学総合研究所)

教育講演 8

発作時症候

座長:
太組 一朗(日本医科大学武蔵小杉病院脳神経外科)
演者:
重藤 寛史(福岡山王病院てんかん・すいみんセンター/国際医療福祉大学福岡看護学部/
九州大学大学院医学研究院神経内科学)

教育講演 9

脳画像から心を読む

座長:
宇川 義一(福島県立医科大学医学部神経内科学講座)
演者:
神谷 之康(京都大学情報学研究科)

教育講演 10

日本に多いてんかん症候群――BAFME、DRPLA――その臨床像と最近の知見

座長:
橋本 隆男(相澤病院神経内科)
演者:
加藤 昌明(むさしの国分寺クリニック)

教育講演 11

ナトリウムチャネル遺伝子変異とてんかん・自閉症:発現部位の違いが変異の種類差を説明する

座長:
髙橋 幸利(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)
演者:
山川 和弘(理化学研究所脳科学総合研究センター)

マラソンレクチャー

マラソンレクチャー1

座長:
福多 真史(国立病院機構西新潟中央病院脳神経外科)
「ビデオ脳波でみる小児の発作」
演者:
池田 浩子(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)
「vEEG 成人ケーススタディ」
演者:
下竹 昭寛(京都大学大学院医学研究科てんかん・運動異常生理学講座)

マラソンレクチャー 2

座長:
遠山  潤(国立病院機構西新潟中央病院)
「小児てんかんの治療」
演者:
加藤 竹雄(兵庫県立尼崎総合医療センター小児神経内科)
「てんかんの診断・治療(成人)」
演者:
谷口  豪(東京大学医学部附属病院精神神経科)

マラソンレクチャー 3

座長:
青天目 信(大阪大学大学院医学系研究科小児科)
「てんかん重積状態の概念・治療」
演者:
菊池健二郎(東京慈恵会医科大学小児科学講座)
「てんかんの食事療法」
演者:
今井 克美(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)

マラソンレクチャー 4

座長:
伊藤ますみ(上善神経医院)
「てんかんと遺伝子」
演者:
石田紗恵子(東京医科歯科大学難治疾患研究所)
「女性てんかん診療のコツ」
演者:
渡辺 雅子(新宿神経クリニック)

マラソンレクチャー 5

座長:
吉岡 伸一(鳥取大学医学部保健学科地域・精神看護学)
「てんかんと就労」
演者:
山野 光彦(東海大学医学部神経内科)
「てんかんの医療福祉サービス」
演者:
久保田英幹(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)

マラソンレクチャー 6

座長:
重藤 寛史(福岡山王病院てんかん・すいみんセンター)
「睡眠てんかん学」
演者:
千葉  茂(旭川医科大学医学部精神医学講座)
「てんかんと神経心理」
演者:
臼井 桂子(札幌医科大学医学部神経科学講座)

マラソンレクチャー 7

座長:
伊藤  進(東京女子医科大学小児科)
「てんかんと自己免疫」
演者:
髙橋 幸利(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)
「てんかん性脳症」
演者:
秋山 倫之(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科発達神経病態学/岡山大学病院小児神経科/
岡山大学病院てんかんセンター)

マラソンレクチャー 8

座長:
國枝 武治(愛媛大学脳神経外科)
「てんかんの画像所見」
演者:
白水 洋史(国立病院機構西新潟中央病院機能脳神経外科)
「知っておくべきてんかん外科治療」
演者:
森岡 隆人(福岡市立こども病院脳神経外科)

AOEC Expert Lecture

AOEC Expert Lecture 1

Training and Education in Epileptology-From Achieving Competencies to Building Capabilities

座長:
飛松 省三(九州大学大学院医学研究院臨床神経生理学)
演者:
Shih-Hui Lim
(Duke-NUS Medical School/National Neuroscience Institute & Singapore General Hospital, Singapore)

AOEC Expert Lecture 2

Essence of drug treatment in epilepsy

座長:
中里 信和(東北大学大学院医学系研究科てんかん学分野)
演者:
Byung In Lee(Inje University Haeundae Paik Hospital, Republic of Korea)

困った症例検討会

座長:
大坪  宏(トロント小児病院神経科臨床神経生理部門/トロント大学小児科)
飯田 幸治(広島大学大学院医歯薬保健学研究科 脳神経外科)
コメンテーター:
白石 秀明(北海道大学病院・てんかんセンター)
井上 岳司(大阪市立総合医療センター小児神経内科・神経内科)
花谷 亮典(鹿児島大学脳神経外科・てんかんセンター)
演者:
河野  修(北海道大学医学部小児科)
細山 浩史(鹿児島大学脳神経外科・てんかんセンター)
金  聖泰(大阪市立総合医療センター小児神経内科)

シンポジウム

シンポジウム 1

グリアとてんかん:基礎と臨床のアップデート・インフォメーション

座長:
柿田 明美(新潟大学脳研究所)
池田 昭夫(京都大学大学院医学研究科てんかん・運動異常生理学講座)
基礎と臨床の包括的研究の重要性
演者:
前原 健寿(東京医科歯科大学脳神経外科)
DC電位とてんかん原性機序(仮)
演者:
井内 盛遠(京都大学大学院医学研究科てんかん・運動異常生理学/京都市立病院神経内科)
グリア細胞のてんかん原性:病態病理学的解析
演者:
北浦 弘樹(新潟大学脳研究所病理学分野)
グリアとてんかん:アストロサイトKir4.1チャネルの病態解析を中心に
演者:
大野 行弘(大阪薬科大学・薬学部・薬品作用解析学研究室)

《 概要 》
てんかん原性におけるグリア細胞の役割について、近年、急速に注目が寄せられるようになった。このことは、てんかんの病態形成機序に関する新たな視点からの理解が進められ、その知見は新規治療法開発に向けた新機軸となる可能性を含むものである。本シンポジウムでは、臨床・病理・基礎の視点からこのテーマに関する最新の知見を提示し、その統合的理解を進め、今後の診療・研究の方向性を討論する。(企画:基礎研究推進委員会)

《 企画の到達目標 》
てんかん原性におけるグリアの役割について臨床医や基礎研究者の関心が高まり、臨床生理・外科治療・病理解析・動物実験など幅広い領域の診療・研究活動を推進する重要知見を提供する。

シンポジウム 2

高齢者てんかん(脳卒中後、重積、認知症、自己免疫)

座長:
溝渕 雅広(中村記念病院神経内科・てんかんセンター)
木下真幸子(宇多野病院神経内科)
高齢者のてんかん 総論
演者:
赤松 直樹
(Department of Neurology, School of Medicine, International University of Health and Welfare/Department of Medical Technology at Fukuoka, International University of Health and Welfare/Department of Neurology, Division of Neuroscience, Fukuoka Sanno Hospital
高齢者のてんかん重積状態
演者:
吉村  元(神戸市立医療センター中央市民病院神経内科)
高齢者てんかんと認知症の病態 ~変性蛋白の脳内伝播と神経活動の観点から~
演者:
武田 朱公(大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学)
高齢者における脳卒中後てんかん
演者:
田中 智貴(国立循環器病研究センター脳神経内科)
高齢者てんかんと自己免疫
演者:
神  一敬(東北大学大学院医学系研究科てんかん学分野)

《 概要 》
高齢者の増加に伴い、高齢者てんかんが注目されている。脳卒中は最も多い原因疾患で、多くの知見が集積されている。認知症とてんかんの関連は重要なテーマである。初発てんかん重積状態の治療や予後について見解は定まっていない。高齢者てんかんの多様なトピックスを、ご専門の先生方に解説いただいて最新の知識の理解を深める。

《 企画の到達目標 》
本シンポジウムでは、高齢者てんかんに関連する様々な病態について理解を深め、発作抑制という治療的側面だけでなく、原因や機序についても理解できるようにする。また、医療連携についても提言を行う。
高齢者てんかんを、様々な視点から検討する機会は稀であり、今回の討論をふまえて、今後さらに臨床研究が進展することが期待される。

シンポジウム 3 KES-JES シンポジウム ①

AMPA, mTOR 基礎から臨床
New trend of epilepsy from basic to clinical: mTOR pathway and AMPA

座長:
田中 達也(やまびこ医療福祉センター)
Seung Bong Hong(Samsung Medical Center, Sungkyunkwan University, Republic of Korea)
Mechanisms of ''TORopathies'' causing Epilepsy
演者:
Hoon-Chul Kang
(Division of Pediatric Neurology, Department of Pediatrics, Severance Children's Hospital, Yonsei University College of Medicine, Seoul, Republic of Korea)
Epilepsy and other clinical aspects of deregulation of the mTOR signaling pathway
演者:
小林 勝弘(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科発達神経病態学)
新規AMPA受容体PETイメージング製剤によるてんかん患者脳イメージング
Imaging epileptic patients with novel PET probe for AMPA receptors.
演者:
高橋 琢哉(公立大学法人横浜市立大学医学部生理学)
The Clinical Aspects of AMPA Antagonist
演者:
Sang Kun Lee(Seoul National University, Republic of Korea)

《 概要 》
従来の抗てんかん薬は主にGABA受容体やNaチャンネルをターゲットにした薬剤が主流であった。しかし、近年mTORやAMPAなど、これまでと異なる分子をターゲットとした薬剤の抗てんかん薬としての可能性が示唆されてきている。本シンポジウムではこれらの新しいターゲットについて基礎から臨床までを議論し、今後の抗てんかん薬について検討する。

《 企画の到達目標 》
mTORやAMPAについての基礎から臨床応用までを検討することで、今後の抗てんかん薬の可能性を探る。

シンポジウム 3 KES-JES シンポジウム ②

Emotional disturbance in people with epilepsy

座長:
平田 幸一(獨協医科大学神経内科)
Byung In Lee(Inje University Haeundae Paik Hospital, Republic of Korea)
てんかんの感情障害
Emotional disturbances of people with epilepsy in Japan
演者:
西田 拓司(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)
Status of Depression treatment in Epilepsy patients in Korea
演者:
Seung Bong Hong(Samsung Medical Center, Sungkyunkwan University, Republic of Korea)

《 概要 》
近年、てんかんのある人における感情障害が問題となっている。薬物の影響、外科的治療の影響で感情障害が生じる可能性の他、社会的要因なども大きく関与する。本シンポジウムでは、てんかんのある人の感情障害について様々な観点から議論を行っていただき、問題解決への糸口を検討していただく。

《 企画の到達目標 》
てんかんのある人における感情障害の診断と治療について明確にし、うつや自殺などを早期発見もしくは予防できるようにすることを目標とする。

シンポジウム 4

iPSとてんかん

座長:
井上 治久(京都大学iPS細胞研究所/理化学研究所バイオリソースセンター創薬細胞基盤開発チーム)
廣瀨 伸一(福岡大学医学部小児科/福岡大学てんかん分子病態研究所)
てんかん研究への応用を目指したiPS細胞技術開発
演者:
近藤 孝之(京都大学iPS細胞研究所/理化学研究所バイオリソースセンター創薬細胞基盤開発チーム)
疾患iPS細胞由来の3次元立体大脳組織を活用したてんかん研究の展望
演者:
六車 恵子(理化学研究所多細胞システム形成研究センター)
DREADDとiPS細胞による脳疾患治療
演者:
樋口 真人(量子科学技術研究開発機構放射線医学総合研究所)
iPS細胞を用いたてんかん関連アッセイ
演者:
鈴木 郁郎(東北工業大学大学院工学研究科電子工学専攻)

《 概要 》
ヒトiPS細胞の誕生から10年が経過し、分化・培養技術の進歩とともに、iPS細胞から作製した神経細胞やグリア細胞を用いた神経疾患研究が数多く報告されている。iPS細胞を用いることでヒト細胞を使用した研究が可能であり、見出された細胞の疾患表現型を利用した病態解析や創薬研究が急速に進められている。本シンポジウムでは、iPS細胞てんかんモデルや神経機能制御技術など、てんかん治療につながる新たな可能性について論じる。

《 企画の到達目標 》
iPS細胞を用いた病態解析や創薬研究が急速に進められている一方、神経機能異常としてのてんかんは、ヒトiPS細胞モデル化の中でも難易度が高く、今後の技術開発の進展が待ち望まれている。本シンポジウムが、今後のてんかん研究の一助となることを期待したい。

シンポジウム 5

ウイルス性脳炎・脳症後てんかん

座長:
山内 秀雄(埼玉医科大学小児科)
山本  仁(聖マリアンナ医科大学小児科)
急性脳症における脳波の意義と後障害としてのてんかん:インフルエンザ脳症を中心に
演者:
奥村 彰久(愛知医科大学小児科)
単純ヘルペス脳炎後てんかん
演者:
浜野晋一郎(埼玉県立小児医療センター神経科)
HHV-6による急性脳症後てんかん
演者:
山本  仁(聖マリアンナ医科大学小児科)

《 概要 》
ウィルス性脳炎後てんかん:病原体の中枢神経系への直接浸潤によってもたらされる一次性脳炎の原因の多くはウィルスであり、てんかんを含めた神経学的な後遺症を残すことが多い。代表的なものとしては、サイトメガロ、フラビ(日本脳炎)、ヘルペス、水痘、エンテロ71、麻疹ウィルスが挙げられる。
ウィルス性脳症後てんかん:急性脳症の類型としては、けいれん重積型急性脳症、片側けいれん片麻痺てんかん症候群、急性壊死性脳症などが代表的であり、後遺症としてのてんかんの多くは急性期を過ぎて2~6か月くらいして発症してくる。多くは難治性である。発症に随伴するウィルス感染症としては、インフルエンザ、HHV-6、ロタ、RSウィルスなどが多い。

《 企画の到達目標 》
ウィルス性脳炎・脳症後に後遺症として発症するてんかんの多くは難治性であり治療に難渋することが多い。主な発作型としては、単発の頭部前屈、スパズム、短い強直発作や頭部前屈から強直する、ミオクローヌスから強直する、スパズムから強直するなどの二相性の形を取ることも多い。てんかん外科の適応にならないケースも多く薬物治療の今後の発展が期待される。

シンポジウム 6

遠隔医療(脳波とテレメディスン)

座長:
白石 秀明(北海道大学病院・てんかんセンター)
大沼  歩(広南病院・仙台神経生理ラボ)
遠隔テレビ会議システムを用いたてんかん症例検討会
演者:
柿坂 庸介(東北大学病院てんかん科)
遠隔診療と支援機器の活用に向けて:釧路てんかん専門外来での経験
演者:
越智さと子(札幌医科大学医学部脳神経外科脳機能センター)
遠隔脳波判読
演者:
人見 健文(京都大学大学院医学研究科臨床病態検査学/
京都大学大学院医学研究科脳病態生理学・臨床神経学)
遠隔医療を導入した地域連携の実現に向けて
演者:
溝渕 雅広(中村記念病院神経内科・てんかんセンター)

《 概要 》
脳波判読専門医不在地域のてんかん診療の向上は、本邦の喫緊の課題である。一方デジタル脳波計の普及、クラウドサーバーの出現により、病院間での脳波データ共有が技術的に可能となった。近年、クラウドサーバーを利用した遠隔脳波判読システム運用の共同研究も開始されている。またIT技術の進歩により遠隔診療や遠隔カンファレンスも技術的には可能となって来ている。そこで遠隔てんかん診療・遠隔てんかんカンファレンス・遠隔脳波判読のシステム運用について、それぞれの視点で、費用面も含めた現状と今後の課題についてシンポジウムを行いたいと思います。

《 企画の到達目標 》
遠隔カンファレンス、遠隔診療、遠隔脳波判読の現状と今後の課題を技術面・費用面など様々の視点から共有する。これらの遠隔離床支援ツールのより効果的な利用も含めた臨床研究および診療応用を促進させる。

シンポジウム 7

てんかん原性とネットワーク

座長:
松本 理器(京都大学大学院医学研究科臨床神経学)
貴島 晴彦(大阪大学大学院医学系研究科脳神経外科学講座)
てんかん原性ネットワークとてんかん性脳症:West症候群の画像解析から
演者:
夏目  淳(名古屋大学大学院医学系研究科障害児(者)医療学寄附講座)
脳磁図による側頭葉てんかんのネットワーク解析
演者:
栁澤 琢史
(大阪大学大学院国際医工情報センター臨床神経医工学寄附研究部門/大阪大学大学院医学系研究科脳神経外科学/大阪大学医学部附属病院てんかんセンター/科学技術振興機構さきがけ/大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻臨床神経生理学)
皮質電気刺激を用いたてんかん原性評価と関連ネットワーク解析
演者:
小林 勝哉(京都大学大学院医学研究科臨床神経学)
大規模機能的ネットワーク解析によるてんかんの病態解明
演者:
上原  平(九州大学大学院医学研究院臨床神経生理学)

《 概要 》
てんかんという病気が脳全体に与える影響を、ネットワークの観点から理解する。

《 企画の到達目標 》
てんかんの病態は脳の局所で完結するものではなく、局在の連絡が重要であり、それらを広く捉える思考を持っていただく。
様々な検査方法や解析方法があり、それらの特徴を理解していただく。
てんかん診療は脳全体を見ているのだという、高いモチベーションを持っていただく。

シンポジウム 8

SCN1A 遺伝子変異とてんかん原性―Dravet 症候群とGEFS+の病態解明にむけて―

座長:
大野 行弘(大阪薬科大学薬学部薬品作用解析学研究室)
小国 弘量(東京女子医科大学小児科)
Dravet症候群でのSCN1A 変異の特徴と臨床像
演者:
石井 敦士(福岡大学医学部医学科小児科学教室)
GEFS+モデルラットの分子病態基盤と臨床応用
演者:
大守 伊織(岡山大学大学院教育学研究科特別支援教育講座)
Scn1a 変異マウスを用いた病態研究(Dravet症候群のモデルとして)
演者:
荻原 郁夫(日本医科大学医学部システム生理学)
患者神経細胞を用いたDravet症候群の病態・治療研究
演者:
日暮 憲道(東京慈恵会医科大学小児科学講座/福岡大学てんかん分子病態研究所)

《 概要 》
SCN1AはナトリウムチャネルNav1.1のα1サブユニットをコードする遺伝子であり、幅広いてんかん症候群の原因となっている。特に、SCN1A遺伝子変異は Dravet症候群の約80%、GEFS+患者の約10%に検出されており、代表的な難治性けいれんの原因遺伝子と考えられている。本シンポジウムでは、 臨床と基礎の両方向から「SCN1A遺伝子変異とてんかん原性」に関する先端研究を紹介頂き、 Dravet症候群、GEFS+の病態、診断、治療について議論する。

《 企画の到達目標 》
「SCN1A遺伝子変異とてんかん原性」について基礎と臨床の両方向から議論し、最先端情報の共有化を図る。本シンポジウムを刺激として、Dravet症候群およびGEFS+の遺伝子診断や治療法の開発に向けて、translational(あるいはreverse- translational)研究、施設間共同研究を促進させる。

シンポジウム 9

小児から成人へのてんかん診療の架け橋

座長:
渡辺 雅子(新宿神経クリニック)
森本 昌史(京都府立医科大学医学部看護学科)
小児期発症てんかん患者の成人科への移行―試行錯誤の中から見えてきたもの
演者:
鈴木 保宏(大阪母子医療センター小児神経科)
結節性硬化症診療の院内連携システム構築
演者:
藤本 礼尚(聖隷浜松病院てんかんセンター)
小児の難治てんかんに対する脳梁離断術の適応と効果
演者:
岩崎 真樹(国立精神神経医療研究センター脳神経外科)
進行性ミオクローヌスてんかん
演者:
藤井 克則(千葉大学大学院医学研究院小児病態学)

《 概要 》
小児期に発症し、早期に治療介入したとしても発作コントロールが得られず、成人期になっても治療計画を考え続ける必要のあるてんかん症候群がある。DRPLA、結節性硬化症、レノックス・ガスト―症候群を含む症候性全般てんかんなどであるが、これらに対する治療戦略の最前線を学ぶシンポジウムである。発症時は小児科で治療が開始され、思春期~成人期にかけて成人科へのトランジションが考慮されるため、関係各科の密な連携が求められる。

《 企画の到達目標 》
本シンポジウムを通し、てんかん症例のトランジションの重要性と問題点について理解を深めることを到達目標とし、今後のてんかん診療における小児期から成人期への円滑なトランジションシステムの構築に寄与することが期待される。

ワークショップ

ワークショップ 1

SEEG の概念と臨床展望
Stereo-EEG:concept and clinical prospect

座長:
三國 信啓(札幌医科大学脳神経外科)
加藤 天美(近畿大学医学部脳神経外科)
SEEG導入の準備
演者:
菊池 隆幸(京都大学大学院医学研究科脳神経外科)
SEEGの実際
演者:
久保田有一(朝霞台中央総合病院脳卒中・てんかんセンター)
SEEGにおけるロボットアームの有用性
演者:
前澤  聡(名古屋大学脳とこころの研究センター/名古屋大学医学系研究科脳神経外科)
SEEGの脳機能研究への貢献
演者:
江夏  怜(札幌医科大学医学部脳神経外科)
Principles of stereo-EEG
演者:
Hans O. Lüders(Case Medical Center)

《 概要 》
侵襲的であるが、高い時間分解能で直接記録できる頭蓋内電極による脳波記録が信頼性は高く、同時に脳機能マッピングを可能にする。しかし、これまで用いられてきた硬膜下電極では、脳溝深部や脳深部構造からの脳活動の記録は困難である。近年、深部電極が知見を広げ、硬膜下電極無効例に対して定位的深部脳波(SEEG: stereotactic EEG)を行って焦点検索が可能になることもあり、その有用性が多く報告されている。

《 企画の到達目標 》
本ワークショプを通じて、同手法の必要性、適応、実際の方法、導入の課題を明確化して共有することで、安全な導入と普及を目指す。

ワークショップ 2

多施設共同大規模スタディーのために

座長:
高橋 孝雄(慶應義塾大学医学部小児科)
兼子  直(湊病院北東北てんかんセンター)
抗けいれん薬と抗てんかん薬としての作用機序
演者:
岡田 元宏(三重大学大学院医学系研究科臨床医学系講座精神神経科学分野)
小児難治性てんかんの遺伝要因解明から治療を目指した国内共同研究の必要性
演者:
加藤 光広(昭和大学医学部小児科学講座)
てんかんの発病防止に関する社会基盤の整備―遺伝情報に依拠した治療導入のための体制整備―
演者:
兼子  直(湊病院北東北てんかんセンター)
希少てんかんのレジストリ
演者:
井上 有史(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)

《 概要 》
日本のてんかん研究において多施設共同大規模スタディーはこれまで十分に行われていない。近年のてんかんに関する共同研究をとりまく現状、課題に関して、基礎・臨床の両面から検討する。これにより、今後の多施設共同大規模スタディーを行なう上での環境整備に関する認識を共有する。

《 企画の到達目標 》
近年のてんかんに関する共同研究をとりまく現状、課題に関して、基礎・臨床の両面から検討し、理解を深める。
これにより、今後の日本発の多施設共同大規模スタディーを行なう上での環境整備に関する認識を共有する。

ワークショップ 3

てんかんと家族(男女共同参画委員会)

座長:
吉永 治美(国立病院機構南岡山医療センター)
久保田英幹(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)
てんかんと保育・子育て(札幌市におけるてんかん及び熱性けいれんを有する児童の保育の実態調査)
演者:
宮本  環(友愛記念病院精神科)
ドラベ症候群及びウエスト症候群における保育園への通園状況についての実態調査
演者:
伊藤  進(東京女子医科大学小児科/ドラベ症候群患者家族会)
成人患者を扱う医師の立場から
演者:
原  恵子(原クリニック/東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科生命機能情報解析学分野)
てんかんのある女性と家族
演者:
島本 真規(公益社団法人日本てんかん協会)
当事者と家族に寄り添って―サポートする立場から―
演者:
原  稔枝(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)

《 概要 》
てんかんの患者さんとその家族はてんかん発作の治療だけでなく、日々の日常生活にも多くの困難を抱えています。小児期には保育、就学の問題、成人では妊娠、就職など人生のいろいろな局面で様々な制約を受けます。こういった問題は患者さんだけでなく家族の就業、生活設計にも直接関連します。そこで今回男女共同参画委員会では様々な立場の方々にご講演をいただいて、今一度この問題に会員の皆様と向き合いたいと考えます。

《 企画の到達目標 》
男女共同参画委員会ではてんかん学会への女性医師の参加を増やすとともに、学会における女性の活動の場を提供し、積極的な活動を応援することを第一の目標としています。そこで女性医師が興味を持ちやすい身近なテーマを毎年掲げ、より多くの女性にパネラーとしてだけでなく聴講いただいて、活発な討論に参加していただきます。こう言った取り組みが女性会員の増加、さらには評議員、理事などの役職の増加につながることを目指します。

ワークショップ 4

本邦におけるてんかんセンターの在り方と地域医療連携の推進

座長:
川合 謙介(自治医科大学脳神経外科)
太組 一朗(日本医科大学武蔵小杉病院脳神経外科)
わが国の地域基幹施設としてのてんかんセンターの概念とその施設基準についての進化案
演者:
山内 秀雄(埼玉医科大学小児科)
てんかん診療拠点機関モデル事業における現状と課題
演者:
須貝 研司(国立精神・神経医療研究センター病院てんかんセンター・小児神経科)
全国てんかんセンター協議会(JEPICA)の活動
演者:
井上 有史(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)
指定発言
演者:
大澤眞木子(東京女子医科大学名誉教授/大塚駅前診療所)

《 概要 》
てんかん拠点病院事業における施設基準は米国基準が一部参考にされているが、モデル事業最終年度にあたり事業は再評価時期に来ている。より質の高いてんかん医療を広い裾野で展開するためには、本邦の現状に即したてんかんセンターと一次二次てんかん診療施設との連携診療体制を構築する必要がある。日本てんかん学会から、より実効性の高い政策提言を発信するために、本ワークショップでは国際比較、拠点病院、医療スタッフ教育、各々の立場から実情や施設認定の考えを紹介いただき、各地域で有用なてんかんセンター基準や連携体制の確立に向けた共同作業に関する提言を行う。

《 企画の到達目標 》
いわゆる1次・2次施設との連携を強めながら拠点病院制度を維持・拡大していくためには、国内現状を斟酌した枠組みに発展させなければならない。すなわち、①小児神経科やてんかん精神科が活躍していること②大学病院等に加えて国立病院機構が歴史的にも活発に活動していること③てんかん外科については依然として普及啓発の必要があること、などが日本の特徴である。施設基準はこれに合わせた改定が検討されるが、将来複数団体が独立して協議・発信することは何としても回避されるべきである。全国てんかんセンター協議会や全国てんかん対策連絡協議会と連携しつつ、学術団体たる日本てんかん学会が中心となって、意見集約と政策提言を行うことを本ワークショップの目標とする。

ワークショップ 5

てんかんと発達障害・精神障害

座長:
十一 元三(京都大学大学院医学研究科人間健康科学系)
兼本 浩祐(愛知医科大学精神科学講座)
心因性非てんかん性発作
演者:
兼本 浩祐(愛知医科大学精神科学講座)
てんかんに合併する精神病状態
演者:
深尾憲二朗(帝塚山学院大学人間科学部心理学科)
てんかんを併存する発達症
演者:
木村 記子(京都大学大学院医学研究科人間健康科学系専攻/
特定非営利活動法人 神経発達症研究推進機構/静岡てんかん神経医療センター/
なにわ生野病院診療内科)
てんかんと神経発達症を併存する子どもの臨床―臨床心理士の立場から―
演者:
杉山  修(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター発達支援室)

《 概要 》
てんかん診療の場では非てんかん性の発作、あるいは発作間欠期に幻覚・妄想や気分症状を含む精神病症状を呈する症例、および自閉スペクトラム症を中心とした発達障害を併存する症例にしばしば遭遇する。そのため、これらについて心得ておくことは、臨床上、極めて重要と思われる。当ワークショップでは、てんかんを専門とする3名の精神科医と臨床心理士が話題提供を行い、総合討議を通じて臨床的示唆を得ることを目的とする。

《 企画の到達目標 》
本ワークショップを通じて、てんかん専門医においては精神症状の合併や発達障害の併存により留意した臨床が可能となり、児童および成人精神科医においては精神症状を観察する際、常にてんかんの可能性を忘れないよう心掛けることに繋がると予想され、てんかんと精神疾患・発達障害の間に臨床上のすき間を生じにくくする効果が期待される。

ワークショップ 6

てんかん外科 Pros/Cons

座長:
前原 健寿(東京医科歯科大学脳神経外科)
川合 謙介(自治医科大学医学部脳神経外科)
術中脳波の有用性の検討
演者:
菅野 秀宣(順天堂大学脳神経外科)
焦点切除術における術中脳波―cons
演者:
臼井 直敬(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)
緩和手術におけるVNSの有用性
演者:
山本 貴道(聖隷浜松病院てんかんセンター)
緩和手術における脳梁離断術の有用性
演者:
戸田 啓介(長崎医療センターてんかんセンター脳神経外科/
国立病院機構長崎川棚医療センター脳神経外科)
てんかん外科手術症例の呈示
演者:
國枝 武治(愛媛大学大学院医学系研究科脳神経外科)

《 概要 》
難治性てんかんに対する外科治療は、良好な治療成績の報告以降、画像診断の発展にともなって適応を広げ、一定の良好な術後発作コントロールが得られている。しかし、単一で焦点診断が可能な非侵襲的検索手法は現在までに存在せず、発作型や頭皮上脳波を初めとする複数検索手法を統合して焦点を検索しており、施設ごとにその選択や重視する点が異なることが予想される。さらには、治療法の選択においても、悩む症例が実臨床で存在する。時間の許す限り、比較的具体的な症例を挙げて、座長が進めるポイントで、演者が短く、自身の施設での診療を主張・紹介する。さらには、聴衆の参加型にできれば、望ましい。

《 企画の到達目標 》
てんかん外科治療において、未だ、画一化していない部分にスポットライトをあて、結論を出す形ではなく、論点を明確化することと、本邦における現状をわかりやすくする目的で本ワークショップを提案する。これにより、実臨床で直面する課題を明らかにして、てんかん外科の進むべき方向を示すことが期待される。

ワークショップ 7

災害とてんかん~被災者になる覚悟と救援者になる覚悟

座長:
亀山 茂樹(新潟リハビリテーション大学大学院医療学部リハビリテーション学科)
千葉  茂(旭川医科大学)
被災者の視点と支援者の視点から ~気仙沼市の報告~
演者:
大沢伸一郎(東北大学医学系研究科神経外科学分野/東北大学病院高度救命救急センター)
東日本大震災におけるクリニックとしての災害支援
演者:
福智 寿彦(医療法人福智会すずかけクリニック)
医薬品卸の危機管理流通への取り組み
演者:
村井 泰介(株式会社バイタルネット/株式会社バイタルケーエスケー・ホールディングス)
東日本大震災直後の厚生労働省(仮題)
演者:
伊東千絵子(奈良県精神保健福祉センター)
大災害とてんかん -マニュアルを越えて-
演者:
中里 信和(東北大学大学院医学系研究科てんかん学分野)

《 概要 》
東日本大震災は数百年の記憶を越えた未曾有の大災害で、マニュアルを越えた対応が求められた。3年間の本企画の最終年は、誰もが突然、被災者、支援者、その両者になる可能性について考える。大沢は故郷気仙沼での経験を、被災者と支援者の視点で語る。福智はクリニックとして支援に赴いた経験を報告する。村井は薬剤供給の問題を卸の視点で報告する。伊東は厚労省での対応を振り返る。中里は、過去3年の本企画を総括する。

《 企画の到達目標 》
3年間にわたって「災害対応の臨機応変—マニュアルを超えて」というテーマで、東日本大震災被災地での苦悩と対応、支援者であるてんかん学会、てんかん協会、てんかんセンター、多くの病院・クリニック、厚労省、薬品卸など、個人や団体、行政のさまざまな支援と対応が臨機応変に遂行されたことを報告してもらい討論した。これらをすべて総括し議論することは、点から線へ、縦軸・横軸さらに広域的連携につながり、今後起こりうる大災害に向けた行動規範になりうると考えられる。

ワークショップ 8

治せるてんかんを見逃さない

座長:
吉永 治美(南岡山医療センター)
前垣 義弘(鳥取大学医学部)
グルコーストランスポーター1欠損症(Glut-1DS)とてんかん
演者:
今井 克美(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)
ビタミンB6とてんかん
演者:
花岡 義行(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科発達神経病態学(小児神経科))
てんかんをきたす代謝性疾患
演者:
小坂  仁(自治医科大学小児科学)
結節性硬化症に合併するてんかん
演者:
岡西  徹(聖隷浜松病院てんかんセンター・小児神経科)
視床下部過誤腫とてんかん(仮)
演者:
遠山  潤(国立病院機構西新潟中央病院)

《 概要 》
てんかんは様々な疾患を基礎に隠し持って発症している場合があります。海外ではこのtreatable epielpsyの概念が確立しており、スクリーニングすべき疾患が列挙されています。それらの疾患を見逃して漫然と抗てんかん剤による治療のみを続けることは避けなくてはなりません。そこでここでは各種代謝異常症、結節性硬化症などにスポットを当て、各専門家に診断のノウハウを教わろうと思います。

《 企画の到達目標 》
日本てんかん学会や神経学会では治療のガイドラインがでていますが、基礎疾患についての項目を含んだ診断のガイドラインがまだ不十分であるように思います。最低限ここまではスクリーニングするという目安を学会として提示することが今後求められるので、その一歩となればと考えます。

メディカルスタッフセッション企画

明日からのてんかん診療・看護・脳波検査に活かせる3時間研修

座長:
星田  徹(国立病院機構奈良医療センター)
安元 佐和(福岡大学医学部医学教育推進講座)
当科のけいれん発作や重責発作の救急対応と看護
演者:
長嶋 大輔(札幌医科大学附属病院)
てんかん患者の日常生活支援に対する取り組み~多職種カンファレンスを導入して~
演者:
新田 千春(京都大学医学部附属病院)
抗てんかん薬のここに注意
演者:
藤井 健司(広島大学病院薬剤部)
てんかん診療における心理社会的アプローチ
演者:
藤川 真由(東北大学病院てんかん科)
てんかんモニタリングユニットの安全性を確保する ~当病棟の特徴を踏まえた取り 組み~
演者:
伊藤美由紀(日本医科大学武蔵小杉病院脳神経外科病棟)
てんかん病棟での患児者の安全確保とEEG-VTR監視の役割
演者:
海野美千代(てんかん専門病院ベーテル)
てんかんモニタリングユニットにおける発作時ビデオ脳波の記録と判読
演者:
神  一敬(東北大学大学院医学系研究科てんかん学分野)

《 概要 》

  1. 多職種でてんかん患者に対応する:けいれん発作や重積発作救急対応(看護師)、外来での日常生活や社会生活への留意点の患者指導(看護師)、抗てんかん薬の薬剤指導(薬剤師)、社会心理学的側面からのアプローチ(臨床心理士)
  2. 長時間脳波ビデオモニタリング検査時の安全対策と発作時対応:てんかんモニタリングユニットにおける患者の安全を守るための工夫(看護師2名)、てんかん発作時脳波に必要な知識と発作時対応(医師)

《 企画の到達目標 》

  1. てんかん発作の現場で困らないようにするために、この3時間研修を通じて看護師、脳波検査技師等のメディカルスタッフが、明日からのてんかん診療・看護・脳波検査に役立つノウハウを理解して、実践に役立てるような講義・研修内容としている。
  2. 長時間脳波ビデオモニタリング検査時に気をつけることは何か、安全な検査となるようにするには何が必要か、発作時脳波の理解に必要な知識を確認する。

指導医講習会

てんかんと自動車運転ー道交法改正とその影響

座長:
小林 勝弘(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科発達神経病態学)
てんかんと自動車運転:道交法改正とその影響
演者:
川合 謙介(自治医科大学医学部脳神経外科)

市民公開講座

てんかんをもっとよく知ろう

一部

座長:
荒木  敦(大阪府済生会野江病院)
永井利三郎(プール学院大学教育学部)
小児期のてんかん治療
演者:
下野九理子(大阪大学医学部小児科・てんかんセンター)
おとなのてんかん
演者:
小出 泰道(小出内科神経科)
妊娠・出産をスムーズに
演者:
荒木 保清(国立病院機構静岡てんかん・神経医療センター)
学習・発達への影響
演者:
西倉 紀子(滋賀医科大学小児発達支援学講座)

ニ部

座長:
中野 直樹(近畿大学医学部脳神経外科)
篠崎 和弘(浅香山病院/和歌山医科大学名誉教授)
てんかんを外科で治す
演者:
中野 直樹(近畿大学医学部脳神経外科)
てんかんを食事で治す
演者:
熊田 知浩(滋賀県立小児保健医療センター)
てんかんがある人のこころのケア
演者:
辻 富基美(和歌山県立医科大学神経精神科)

《 概要 》
「てんかん」はその中に非常に幅広い病態を含んでいる疾病である。様々な視点からの基礎的な事柄、またup-to dateな事柄を学ぶ事により、患者さん本人のみならず周りで患者さんを支える方々の理解が深まることを目的とする。患者さん側からの思いもいただき、医療者との意識の共有も図りたい。
また、てんかん治療の主軸である薬剤療法に加え、異なるアプローチで改善を図る種々の治療法に対してもご紹介をいただく。

《 企画の到達目標 》
主として難治てんかんを抱える家族の方(てんかん協会の方を含む)や、その他てんかんの当事者・家族の方を対象とした企画である。治療と学業・就労の両立の一助のため、学校関係者や職域の保健担当者への働きかけが行える場ともしたい。

プレコングレス脳波解析ハンズオン

一部 Wide-band EEGの基礎知識

演者:
井内 盛遠(京都市立病院)
松橋 眞生(京都大学)
藤井 正美(山口県立総合医療センター)
などを予定

ニ部 てんかん発作時DC/HFOの解析ハンズオン

講師:
井内盛遠、松橋眞生、中谷光良、村井智彦、他(京都大学)

《 概要 》
これまで脳波の複雑な解析をしたことがなく、デジタル脳波の解析に興味がある主として臨床医を対象に広帯域脳波解析、特にてんかん発作におけるDCシフトや高周波律動の解析をその理論的な背景の概説とともに実際の脳波データと解析用PCを使用したハンズオン形式で行います。

《 企画の到達目標 》
日本におけるデジタル脳波解析の裾野を広げ、若い臨床研究者にとって近づきやすいものとすることを目標とします。また、このような解析ができる高品質な脳波記録の重要性を認識していただき、今後のてんかん臨床に役立てていただけることを目指します。

プレコングレスシンポジウム

「 てんかん治療研究の歩み」―てんかん治療研究振興財団設立30 周年記念シンポジウム―

Samuel Wiebe(University of Calgary, Canada)

ポストコングレス

ポストコングレス ①

Advanced ECoG/EEG and Analysis in Epilepsy

一部 Advanced ECoG and EEG analysis for probing brain functions

Dr. Gerwin Schalk (Wadsworth Center, Albany, NY, USA)
Prof. Kyosuke Kamada (Asahikawa Medical University, Asahikawa, Japan)
Dr. Riki Matsumoto(Dept. Neurology, Kyoto University, Kyoto, Japan)

ニ部 Advanced ECoG and EEG analysis for probing epileptogenicity

Prof. Jean Gotman(MNI, Montreal, Canada)
Dr. Kohei Nakajima(Tokyo University, Tokyo, Japan)
Dr. Matsuhashi Masao(HBRC, Kyoto University, Kyoto, Japan)

《 概要 》
デジタル脳波計による波形データの解析は単なる視察を超えた様々な解析を可能とし、てんかん焦点の検索や脳機能のマッピング、ブレイン・マシンインターフェースなど様々に利用されています。この分野は数学・情報学・理工学など基礎系・理論系の研究者と臨床系研究者とが密接にかかわりあいながら発展しており、その成果の一端を示しながら、今後の発展や臨床応用、新たなアイデアなどを話し合う場となることを期待します。

《 企画の到達目標 》
この学際的企画を通じて、基礎・理論系の研究者がてんかん研究に、そして臨床家が最新の信号解析法や数学理論などに対する興味を持つことで、てんかん病態・脳機能の解明と解析法の臨床応用へ向けて、双方の協力関係がさらに発展することを目標とします。

ポストコングレス ②

てんかんをめぐる病診連携

一部

座長:
川崎  淳(川崎医院)
長村 敏生(京都第二赤十字病院)
てんかん診療の基本と救急処置
演者:
三枝 隆博(大津赤十字病院神経内科)
小児てんかんのトランジション
演者:
森本 昌史(京都府立医科大学医学部看護学科)
高齢者てんかん Epilepsy in the elderly
演者:
田中 章浩(京都府立医科大学大学院医学研究科神経内科学)

ニ部

座長:
神田益太郎(医仁会武田総合病院)
塚原 徹也(独立行政法人国立病院機構京都医療センター)
新規抗てんかん薬の使い方
演者:
木下真幸子(宇多野病院神経内科)
てんかん手術
演者:
菊池 隆幸(京都大学大学院医学研究科脳神経外科)
福祉制度と自動車運転
演者:
川崎  淳(川崎医院)

《 概要 》
てんかんは頻度の多い疾患ですが、てんかんの非専門医の多くはてんかんを特殊な疾患と考えており、日常診療においては敬遠されがちです。このセッションでは、そのようなてんかん非専門医に対しててんかんに関する正しい医学知識を提供すると同時に、日常診療において診療所-非専門病院-専門病院-高度専門病院の双方向連携のポイントについて話題提供を行うようなセッションにしたいと考えております。

《 企画の到達目標 》
てんかん非専門医がてんかん診療に対する拒絶感をなくし、日常診療においててんかんについてより積極的にプライマリ的診療を行い、てんかん専門医と連携をとっていただけるようになる。その結果、てんかん患者のてんかん発作コントロールがより良好になると考えられ、発作コントロール良好なてんかん患者が社会から偏見を持たれることなく、何らかの社会的貢献ができるようになるとの波及効果もあるのではと考える。