開催にあたって

 日頃は精神科救急の発展にご尽力いただき深く感謝しております。

 さてこの度、第20回日本精神科救急学会学術総会を平成24年10月27日(土)〜28日(日)の2日間、奈良県新公会堂におきまして開催する運びとなりました。

 本学会は、1993年に「精神科救急研究会」として第1回大会が開催され、1997年に「日本精神科救急学会」が発足し、第5回大会を開催して以降、今回で第20回大会という記念すべき年を迎えております。今年度は「精神科救急と社会に生きる」をメインテーマに精神科救急にの発展に貢献できる大会を目指しております。「各国の精神科救急事情の比較」、「新たな精神科救急医療体制の構築に向けて」など8つのシンポジウムと、1つの教育研修コース、市民向けの公開講座を企画いたしました。

 精神科救急医療体制の整備や救急医療の向上により、在院日数の短縮や在宅への移行の拡大がみられています。精神科に限らず救急医療は地域社会で暮らす人々がいつでも安心して必要とする医療を受けるサービスを提供することにあります。特に精神科救急においては、患者当事者や家族等だけではなく、地域社会も安心することにより、患者さんの生活の質や尊厳を回復することに意義があるのではないでしょうか。救急医療の発展のために、患者が生活する地域社会での精神科医療の充実も本学会では考えていこうと存じます。

 今回の会場である奈良県新公会堂は、「大仏と緑と鹿」で代表される奈良公園の一角にあり、若草山、御蓋山、春日山を借景にしておりますので、ご参加の折にはこちらも楽しんでいただければと思っております。

皆様方の多くのご参加を心からお待ちしております。