総会長挨拶

第18回日本がん免疫学会総会会長を拝命しました安川正貴です。本学会総会を担当させていただくことになり、大変光栄に存じております。日本がん免疫学会は設立18年目を迎え、今回初めて四国で開催することになりました。本学会の目的は、がん免疫療法の基盤的研究を推進することであり、基盤的癌免疫研究会として設立されて以来これまでに、基礎的研究成果の臨床応用に大きな貢献を果たしてまいりました。取り分け最近のがん免疫療法の臨床の場での成果には目を見張るものがあり、今回のテーマを、「基盤的がん免疫研究の臨床応用への躍進」とさせていただきました。

特別講演には、米国フレッドハッチンソンがん研究所のPhilip D. Greenberg博士をお招きして、最近のT細胞養子免疫療法臨床研究に関する興味深い成果をお話しいただく予定です。もう一つの特別講演は、私の恩師である九州大学の笹月健彦先生に、免疫応答の中心を担う分子であるHLAの人類遺伝学から免疫遺伝学に及ぶ幅広いお話しをしていただきます。HLAからヒトの多型性と多様性の意義について学びたいと思います。

今回も前回同様、日本バイオセラピィ学会との合同シンポジウムを企画しており、ここでは最近話題の免疫チェックポイント制御とがん免疫療法に関しての最新の話題を提供していただくことにしています。また、遺伝子操作T細胞も含めた様々な免疫細胞を用いたがん養子免疫療法の進展に関するシンポジウムも計画しています。最近は、ヒト化マウスやiPS細胞などの免疫研究への応用やイメージング技術の発展など、新たな研究手法が展開され、がん免疫研究への貢献も注目されています。このような新規テクノロジーに関するシンポジウムも企画しています。その他、若手研究者を対象とした基礎研究、臨床研究に関するモーニングレクチャーも開催する予定です。

松山は文学の町。俳人正岡子規やノーベル賞作家大江健三郎を輩出しましたし、夏目漱石の「坊っちゃん」の舞台でもあります。また、「坂の上の雲」の主人公、秋山兄弟が生まれ育った町でもあります。会場近くには、「子規記念博物館」や「坂の上の雲ミュージアム」などがあり、貴重な資料が展示されています。本学会でがん免疫学について熱く語ると同時に、明治・大正時代の文人・偉人に思いを馳せつつ、道後温泉につかってみられてはいかがでしょうか。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

第18回日本がん免疫学会総会
会長 安川 正貴
愛媛大学大学院医学系研究科 血液・免疫・感染症内科学講座(第1内科) 教授

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第18回日本がん免疫学会総会
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