第15回日本ヘルニア学会学術集会

ご挨拶

第15回日本ヘルニア学会学術集会
会長 吉田 和彦
(東京慈恵会医科大学葛飾医療センター 外科)

現在わが国では、鼠径ヘルニアと腹壁ヘルニアを合わせますと、年間で15万件に達する手術が行われております。これは外科領域では、最も多い手術と言えます。しかしながら、手術の標準化がなされているとは言い難い状況です。腹腔鏡(内視鏡)手術の増加、ヘルニア手術のほとんどに用いられている人工膜材の軽量化や吸収素材の導入といった進歩、低くはない再発率と慢性疼痛など、多くの課題も残っています。このような時期に第15回日本ヘルニア学会学術集会を主宰させていただき、議論を深めることは、非常に意義があることと考えております。

学会のテーマは、「たかがヘルニア、されどヘルニア Dedication to Hernia Surgery」とさせていただきました。鼠径ヘルニアや腹壁ヘルニアは生命に直接関わることは少ないもの、その治療法に関しては、長い間、多くの先人たちがたゆまぬ地道な努力を重ねてきました。今回の学会では、先人達に敬意を表するとともに、ヘルニア手術に深い愛と誇りを有する方々と、ヘルニア手術の将来を語り合いたいと思います。

私の属する東京慈恵会医科大学外科学講座は、長年、学内研究会であります「愛宕ヘルニア研究会」を軸に、ヘルニア手術の底上げを行ってまいりました。現在、同門から6名の評議員を拝命いただいておりますが、今まで、学術集会を開催させていただく機会はありませんでした。今回の学術集会は、東京慈恵会医科大学外科学講座が総力を挙げて、務めさせていただく所存です。

多くの先生方の演題ご発表と学術集会へのご参加を心よりお待ちしております。

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